半券はロルバーンに貼っておく

俳優オタクで舞台オタク

KAI SHOUMA Billboard Live 2023 感想ノート

2023年夏のムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル(MR!)の興奮冷めやらぬ中、KAI SHOUMA Billboard Live 2023が開催されました。

夏頃からまた舞台の休止・中止が散見されるようになり、私自身も楽しみにしていた作品が見れなくなったりしていましたが、まずはMR!もこのビルボードライブも無事に全公演完走できて本当によかったです・・・

3月の甲斐翔真君のファンミーティングで、「食事をしながらのライブができる、みたいな機会があればいいですね」といったことをお話していたかと思うのですが、半年で実現しましたね・・・すごい男だ・・・

 

というわけで、大阪2公演、横浜4公演に伺いました。どのタイミングで何の話をしたかすでに記憶がおぼろげなのですが、覚えているところは日程にも触れつつ、各曲・MCの感想をば・・・

かなり長くなる予感がしています。(私の手元にある手書きのロルバーンは7ページの感想となりました)お時間があるときにお読みいただくことをお勧めいたします。

 

 

ビルボードってすごくおしゃれ

ライブの感想じゃないんかい。

ビルボードライブ、初めて行きました。なかなかこの規模感のライブに行くことも少なく、「非日常」という言葉がぴったりの世界観でした。

ラ・ラ・ランドがすごい好きなのですが、大阪のビルボードに入ったときの看板を見て「Seb’s・・・」の気持ちになったのは私だけでしょうか。(ラ・ラ・ランド Seb’sで画像検索だ!)

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横浜はシャンデリアが印象的でした!開演5分前くらいにそっと上がるシャンデリア、上がる瞬間には気付けなかったのですが、終演後に下がってくる姿を見てフォロワーとオペラ座の怪人を開演させてしまいました。楽しい。

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横浜は場所もおしゃれで、レンガ造りの建物の一角にあのおしゃれ空間は夢がありますね・・・

 

ビルボードってご飯もおいしい

まだ本編に行かない。

大阪は心の余裕がなくて何も食べられず、翔真くんのコラボドリンクだけいただいたのですが(それもおいしかったです!)、横浜ではパスタとポテトをいただきました。

10/1の「本日のパスタ」はキノコとベーコンのクリームパスタでした!キノコの香りがすごくよくておいしかったです!ボリュームもほどほどで安心感。

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フォロワーがみんな「芋がすごい」「芋おいしい」と言っていたのを見て10/2はポテトを連番フォロワーとシェアしました。何よりボリュームがすごい。そしておいしい。

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開演前までに食べきれず、終演後冷えたポテトを食べました。それでもおいしかった。量としては、半分でもアラサーの腹にはかなり重かったです。

 

次から急に本編の話をします!!

 

M1. Shut up and Dance/Walk the Moon

1曲目がMR!からの選曲なの、わかってるな~~~

翔真君の英語の発音、個人的にはすごく聞き取りやすくて気持ちが良いんですよね。きっと彼、とても耳がいいんだろうな・・・

最初の曲から翔真君自身が「楽しい!」を全力&全身で出してくれるので、見ていても楽しくなれたし、客席も一気に盛り上がっていたので、M1として超大正解たたき出されてしまったな・・・という気持ちでした。

思い出されるのは甲斐クリスチャンの腰振り・・・

M2.星空輝いて/October Sky

ロックアレンジがめちゃくちゃよかったです!本編では2幕終わりのビッグナンバーなので、毎回体に力入れてみてしまっていたことを思い出しました。

BUMP OF CHICKENの月虹やHello,World!のような疾走感のあるアレンジ。あの曲からここまでロックに落とし込めるのか、と新鮮な気持ちで聞くことができました。歌い方もロック寄りでの歌い方に変えていたかと思うので、やっぱりロックバンドのボーカルでいてほしい気持ちがあります・・・(ハンサム・・・)

M3.最後のダンス/エリザベート

こちらの曲、実はリクエストしていました。が、多分してなくても歌っていたんだろうな、と思います。ちょうど9月10日のクンツェ&リーヴァイコンサートで古川トートの最後のダンスを聞いたところだったので、ここで、甲斐トートがくるとは・・・

大阪初日で初めて聞いたとき狼狽えに狼狽えてしまいました・・・その時もすでに出来上がっていたのですが、横浜公演で聞いたとき、もしかしてこの2週間本公演出てた・・・?という出来上がり方をしていて驚きました。ガナリの出し方も、表情の作り方も、手の動きもしっかり作りこまれていて素晴らしかったです。ライブでここまで役に入り込んでくれるのすごい・・・吐息入れた瞬間どや顔したときは面白くなっちゃったけどご愛敬・・・愛おしいな・・・

アレンジは基本古川トート、吐息は山崎トート、ラストシャウトは韓国版という感じでしょうか。古川トートが大本命で親なので、このアレンジで歌ってくれて本当にありがとうございますの気持ちです。甲斐フランツ派でしたが、甲斐トート派になりました(でもフランツもやってほしいので2役やろう、加藤和樹氏と海宝直人氏と城田優氏に続け!!)

MC①

3曲一気にビックナンバーやるのですでに休憩入れたくなっちゃう翔真君。客席側もヒイヒイ言ってました。心臓ばくばくいってました。初日1回目しゃべりすぎたようで2回目以降毎回「話しすぎると怒られる」という話をしていました。愛おしいな。

次の曲紹介で「ディズニーの、魔法にかけられての・・・テーマ曲?エンディングテーマ?」と言ってましたが挿入歌ですね!!望海さんがかつてディズニーとのコラボのコンサートで歌ったことがあるそうと、望海さんのファンの方からお聞きしました。ご縁。

というか、魔法にかけられてを見たことがないというのに少し驚きました。声優が畠中さんだったり、お話としても好きそうな内容なので・・・私は続編含めてとても好きです。

M4.So Close/魔法にかけられて

初日はラストの音を外してしまったり、他の日も苦手そうな音程があるようで出にくかったりしていたように見えたので、彼にとっても挑戦だったのかなと思いました。特にその前の3曲ががっつり張り上げるタイプの曲だったので、そこから切り替えてしっとりロマンチックに歌いこなすというのは、結構大変そうだなと思いました。

そしてやはりディズニー曲、似合いますね・・・ぜひまたディズニー曲を選曲してほしいです。個人的には実写版美女と野獣の「ひそかな夢」を聞きたいです。大好きなので・・・こりずに引き続きリクエストし続けます!

MC②

次の曲はJPOPから、という形でここで紹介MC。横浜2日目昼公演での出来事、「先日サザンのライブがあったからサザンの曲をやりたい」というお話だったのですが、そこの再現で「しんごさん(バンマスさん)にすぐLINEしたんですよ、『真夏の果実ってできますか』って」とスムーズなネタバレ・・・言ってしまったことに気づいた翔真君の「口が滑るってこういうことを言うんですね!!!」というコメント、こちらもお手本のような「口が滑る」の状況はなかなか見れないので面白かったです・・・この人本当にエンタメ力が高い・・・!

M5(大阪).Everything/MISIA

まさかの女性曲!私も女性曲が聞いてみたくて「Defying Gravity」とか「Wizard and I」とか(謎のWicked縛り)をリクエストで入れていたりしたんですが、貴重な機会でした!

迫力はもちろんですが、なかなかの難曲だと思うのでよくぞ選んでくれたな、という気持ちでした。かなり安定して歌いこまれた印象があったので、もしかしてもともとカラオケのレパートリーにあったのだろうか・・・

M5(東京).真夏の果実/サザンオールスターズ

こんな短期間に2人の推しが真夏の果実を1年ぶりに歌ってくれるとは・・・!

実は7月に田村芽実ちゃんのイベントに行ったとき、そのときに彼女も真夏の果実をフルで歌っており・・・クラウディアから1年、主演2人が同じ曲を自分の個人イベントで歌ってくれるという、感謝しかないですね・・・甲斐細亜羅とめいクラウディアのペアが推し同士のペアで大好きだったので、うれしすぎました。二人ともこの曲を「サザンの歌を歌いたい」という理由で選んでいたのもご縁を感じましたね。

そして翔真君この曲本当に似合う。楽しそうに気持ちよさそうに歌っていて、時々桑田節が入るのも「この曲が好きなんだなー」と思わせてくれました。

M6.車の中でかくれてキスをしよう/Mr.Children

ミスチルオタクの私、初日大暴れ。

以前、日比谷音楽祭の発表があったときに、この曲が好きというツイートをしていたのを覚えていたのですが、その時は「すごい渋い選曲をするなぁ・・・」と思ったくらいだったのですが、まさか伏線とは・・・

あの時に聞いてみよう!と思った人へのご褒美だったのでしょうか・・・私は2022年のミスチル30周年ライブツアーで最後に聞いたぶりでした。ご褒美です・・・

本家の音源ではあそこまでフェイク入れないんですよ・・・ライブでしか入れないんですよ・・・きっと何かしらのライブを参照しているんだろうなと踏んでいます。調べます。

歌い方については、特にナ行とラ行の発音の仕方の癖が桜井さんっぽかったように思いました。また伸ばした後に少し「ん」が入る歌い方も桜井さんの癖と同じでしたね。きっと、聞きこんでるし歌いこんでるのでしょう・・・!

いやそれにしても、翔真君にミスチル曲もっと歌ってほしいです。特にSimpleが聞きたいです。

MC③

RENTやりますMC①。大阪で何やると思う~~!?って聞いて「Over the Moon」出てきたときはさすがに面白かったです。カイショーマのパフォーマンス!

One Song Gloryは発表して、「もう1曲は秘密」「後のお楽しみ」といってにやにやへらへらする翔真君本当にいちいち愛おしい。私はいたずらっ子のカイショーマをハンサムで見てしまってから沼に足突っ込んだ人間なので・・・

M7.One Song Glory/RENT

ビルボード用アレンジ、特徴的なあのギターイントロがカットされても成り立つのすごいな、と思いました。とてもよかった。翔真君が「くすぶりながらこの曲を書くんだ!と思っていたロジャーが、こういう場所で歌えるようになった未来のよう」だというお話をしていて、ロジャーを通すことでこの曲の理解や、このような場所で歌うことの意味を見出しているのがとても印象的でした。こういう感性が翔真君の美点だと思います。

でも、歌詞間違えた報告はしなくていいよ!!!かわいいけど!!!

MC④

RENTやりますMC②。ギターをセットする前に「おっ、なんだこれは?!」っていう茶番をした回とか、「やるぞ~~」って気合を入れた回とかいろいろありましたが、山口さんとのやりとりといい、ほわほわした時間が流れて和みました。

M8.Your eyes/RENT

横浜1日目初回だけミスしてやり直しがありました。「皆さんお得ですね!!(by翔真君)」そうですね!!!

ビルボード始まって以来のギターが弾けない人の弾き語り」だと言ってましたが、これ毎回RENTではしっかり決めてたんだなと思うとすごいことですね・・・「目の前で好きな子が死にそうなのにうまく弾けるわけがない、と思い始めたら弾けるようになった」というエピソード、なんともカイショーマ!!!って感じで好きです。役に入ることで洗練されていく彼のパフォーマンス・・・

MC⑤

Your eyes終わりにあからさまにほっとして「俺の仕事終わったぜ!!!」みたいな顔をするのが面白かったです。まだ終わってないよ!

一旦バンドメンバーの方は休憩で、翔真君のフリートークのコーナー。FCの設立のこと、MR!のこと、グッズのことなどいろいろ話してくれました。FC設立の話で「もしかしたら10人くらいしか入ってくれないかも」とか「FCのイベントじゃないとファンじゃない人もいるかも、あのぽっと出の?25歳の?ああ、アミューズのね、一応みておくかみたいな・・・」という話をしていて、いや、自己評価低すぎだぞ…!?の気持ちになりました。それでも今回のFC設立で、最初は「ちょっと見てみるか」の人だった人ががっつりはまってFC入ってるなんてざらだろうなぁと思ったし、きっとこれからもそういう人たちも虜にしていくんだろうなと思いました。

最終日はマイクなしで客席から質問募集して答えてくれるという大盤振る舞い・・・最終日まさかの最前鑑賞だったため、本当に良い経験をしました・・・翔真君、そして同テーブルの皆様、本当にありがとうございました!!距離感が近すぎて感覚がバグりました!!

そしてバンマスの方をお呼びして「ピアノとデュエット」。モーツァルト!(M!)から・・・で初日の私は「僕ミュか?!影を逃れてか?!残酷な人生か?!」ってなっていましたが、空を見上げて両手を広げるジェスチャーで「星から降る金~~~~~!!!!」と・・・

大阪の2公演目で客席から出た「ダンスはやめられない!」の言葉に「ダンスはやめたい!」と答えたのが面白すぎでした、本音じゃん。

M9.星から降る金/モーツァルト

M!曲は何かしらある気はしていたし、かくいう私もがっつり僕ミュと残酷な人生をリクエストに入れていたのですが、これか~~~!たーたんさん(香寿たつきさん)の物語を読むような星金が好きといっていたのと、ジブリっぽいから好きと言っていたのを聞いて、彼の中でのファンタジージブリをベースに出来上がっているというバックボーンが表れてて良いお話が聞けました。

男性が歌う星金、いいですね・・・翔真君の星金の王子様、絶対旅に出た後その旅がアドベンチャーになるタイプの王子様だ。

MC⑥

バンドメンバー全員が戻り、ラストスパートへ。

山口さんのギターを活かして、ということで曲紹介。「何もしなくても歌えた」といった話をしていてびっくり・・・難しい印象があったので・・・

M10.You Raise Me up/Westlife

アコースティックギターの音、本当によかった・・・翔真君がこのまま寝れるといっていたのもわかります。私的にはこの曲のイメージが「清廉な湖の前」みたいな印象を持っていたのですが、翔真君が歌うと「エアーズロックの上」という感じでした。世界の中心・・・

「何もしなくても歌えた」というのは、きっとたくさん聞いていたから、少し練習したら歌えるようになった、の意味だとは思うのですが、それでもこの曲を、しっかり自分のものにして歌い上げているのはすごいな、と思いました。

M11.I’m Alive/next to nomal

この曲がないと終われないでしょ!の勢いで出てくるI’m Alive!歌う機会の多い曲だからこそ、自分のものにしている感覚がしっかり伝わってきました。聞いていても気持ちがいいし、ロックな歌い方がとても似合うのを再確認しました。

n2n再演してほしいですね。舞台上ではない機会で聞くこの曲と、劇中で聞くこの曲は印象がかなりガラッと変わってくると思うので、もしまだn2n見たことないけど翔真君のイベントとか番組とかでは聞いたことある・・・みたいな方は本当に劇中でのこの曲を聞いてほしいです。衝撃的なので。

ばしっと手を握り曲を締めるとさっそうと去っていく翔真君。さわやか。

EN1.Hold me in your Heart/Kinky Boots

初日にこの曲だと気づいたときは涙止まりませんでした。なんなら毎公演いろいろ考えてしまってうるうるしていました。1番きてしまったのは横浜公演1日目夜公演、歌う前に上を見上げてライトに照らされる翔真君が神々しくて、ぞわぞわしました。しょうがないんです、私キンキー本公演でもこの曲とI'm not my fother's sonとJust beでは大号泣なんですから・・・

最終公演以外はこの曲には全く触れなくて、大阪公演では泣いているお客さんに「泣いちゃうね」とか言っていたくらいだったのですが、最終公演のこの曲の後、「これ(袖のひらひらのジェスチャー)つけないとね」と言ったり「いつかね・・・でもそれだとダンス頑張らなきゃね」と言ったりしていて、あぁ、彼はやっぱりローラをやりたいのか、と思いました。

実は私個人としてはローラやってほしい!となったことはないのですが、これも彼の目標の一つなのかなと、現時点での位置を確認する機会になりました。やりたい役、どんどん言ってほしい。言霊パワー!

MC⑦

最後の曲をやる前の「終わりたくない」タイム、毎回愛おしかった・・・

まだ帰りたくない!これやったら終わっちゃうから歌わない!みたいなくだり、いや~楽しかったんだろうな。

ラストもMR!の曲。これもわかってる選曲というか、2023年の夏の締めくくりとして、MR!でも彼がラストに歌った曲をここに選ぶの、言葉は安直ですがまさに「エモい」。

EN2.Come What May/Moulin Rouge!

やっぱり翔真君の英語いいですね・・・英語だと日本語の訳詞バージョンの3倍くらいの情報量があるのですが、そこにしっかり感情をひとつひとつ乗せた歌い方をしてくれるのがとても素晴らしいなと思いました。MR!ロスも救われました。

歌い始めに左手をすっと上げて歌いだすのも印象的でした。すぐにでもMR!が見たい。

MC⑧

なかなか帰らずにステージをうろうろして、客席を見渡して手を振ってくれる翔真君、ありがとう・・・途中から帰り道じゃない方の客席通路を降りていくファンサ精神!と思ったのですが、もしかすると本人がファンの顔もっと見ておこう!と思っただけなのかもしれない・・・と思うと愛おしいです。私この感想で何度愛おしいって言ってるんだ・・・?

最終公演の「みんなきれいだよ!!」の爆弾投下、良かったです。なんか、カイショーマさんってそういうところある。

夢か?いいえ~~~~~

以上です。夢の話じゃないです。現実です。

本当に夢みたいな3日間でした。ありがとうございました・・・ちょうど自分の仕事が立て込んでいて、生きる希望がこのライブだったので、本当に元気に生きててよかったです。体調崩しそうになったときに無理せず飲み会断った私えらい。

 

翔真君も言っていたけど、「今自分がいる位置、場所をファンと共有したい」という方針でいてくれること、とてもありがたいです。今このタイミングでビルボードに出てくれたのは、本当に恵まれていて、素晴らしい機会だったんじゃないかと思います。それは彼のキャリアにとっても、ファンの心理としても。

まだまだ上に行けるという余力も感じたし、彼の夢も垣間見ることができた素敵なライブでした。

 

ぜひ次はロック系メインとかのライブも見たい!ミスチルとかBUMPとか米津とか、歌ってほしいな~~(願望)

そしてアミューズさんへ、今の翔真君の歌声、残しておきませんか?ミュージカル曲カバーCD、お待ちしています。