半券はロルバーンに貼っておく

俳優オタクで舞台オタク

観劇オタクの帝劇1公演分で買えるバッグまとめ

ちょっと前にこんなツイートをしてました。

 

観劇オタク、バッグ買うのも一苦労。


私自身はバッグ大好きなので、買う時は買ってしまうのですが、たいてい1万円台くらいでいい感じに見えるのでは?と思うものを観劇用バッグとして買ってます。

 

というわけで、私の場合の観劇バッグまとめです。個人の意見ですので、ちょっとだけでも参考になればいいな…の気持ちです。

好きなブランドに偏りがありますがお目溢しいただけると幸いです!

 

 

先に出しちゃいますが今回紹介するバッグはこちらの3つです。事例が少なくてすみません!全部可愛い私のお気に入りです。

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【前提条件】

①持っていくもの

○必需品

・チケットホルダー

→推しのチケホルか宝塚とディズニーコラボのチケホル

・オペラグラス

→アトレック8×32

 ほぼ壊れかけでギリギリの命だけどこれ以上のものが見つからずにここまで来ています。

www.vixen.co.jp

・財布

→ミニ財布。何年使ってるかわからないお気に入り。

 ネットで調べたらサイズはW100×H70×D35(mm)でした。

・化粧ポーチ

→ガチャガチャで引いたちっちゃいやつ。可愛い。

www.takaratomy-arts.co.jp

・ハンカチ2枚

→手を拭くハンカチと涙を拭くハンカチを別で持ってる

 


○余裕がある場合

・水筒/ペットボトル

→古川雄大の水筒か甲斐翔真の水筒か350mlのペットボトルかのどれか

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・アクスタポーチ

小関裕太のポーチの中に色々入れてる

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・防寒具

→夏の劇場はストール必須。冬は場所によりハンドウォーマーがあると快適

 


②金額感

・1万円台

→基本的な指標が「帝劇何公演分か」

 帝劇1公演分(2022年くらいまで)を予算としてることが多いです。


③その他条件

・肩からかけられる

・軽い

・汎用性がある(舞台以外にも使える)

・A4入れることはあんまり考えない(入れる時はトート持って行けばいい)

 

【私が使っている観劇バッグたち】

①チャールズアンドキース Osiris オシリス メタリックアクセントトラペーズトート(黒)

charleskeith.jp

→昨年下半期買ってよかったもの。何もかもちょうどいいサイズ感。

中に取り外しできるポーチが入っていて荷物仕切りに便利。必要なもの+αが入るので、エコバッグとかを割と入れることが多い。アクスタポーチもギリ入る。

色も黒なのでどんな服でも持っていきやすい。白ステッチ入ってるのも好き。

今は在庫切れてるのが残念だけど、同じくらいの大きさは割と出てると思う。

 


② チャールズアンドキース ダブルハンドル スローチーバッグ(Denim Blue)

charleskeith.jp

→大きめで安心。仕事バッグにも使える。A4はギリギリ入るけど曲がるから入れない。

①同様ポーチが入っているのが便利。取り外しも可能。

「持っていくもの」を全部入れても余裕があるので帰りに買い物寄って小物買ってもエコバッグいらず。

ぱっと見の大きさに対して本当になんでも入るので、普通に旅行とかにもよく使う。水色なのでテニミュ氷帝公演の時も持っていく。

 


③スタンドオイル オブロンバッグミニ(マロン)

m.standoil.jp

→必要なものがぴったり入る大きさ。アクスタポーチは入らなかったので、アクスタ単体のケースを持っていくのが良さそう。

肩掛け部分が長いので厚手コートを着ててもスムーズに肩にかけられるのが良い。

バッグの上部分にフラップがついてて、荷物の上からぺろっと上から被せられる。ファスナーじゃないので、観劇中膝に乗せておいてものを取り出すのも音出さないで済むのが良い。

 


【番外編:グッズ系トートバッグ】

④2020年エリザベートグッズ トートバッグ

→ビッグサイズ!なんでも入るので初日にグッズやパンフを買う!って時に持っていく。ミニショルダーバッグも余裕で入る。あと、うちわも入る。遠征の時はこのトートバッグとショルダーバッグを2つ持っていくことが多いです。大きいと安心感がある。

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A4パンフ(イザボー)と比較です。


⑤2020年RENTグッズ トートバッグ

→便利な大きさで可愛いデザイン。舞台のグッズとはわかりにくいデザインなのも気に入ってます。ショルダーバッグを中に入れるのは難しいけど、可愛いからっていう理由でパンフとグッズ買う時割と持って行きがち。

このトートバッグに必要なものを入れて、ミニショルダーに貴重品を入れる、が最近の観劇スタイルとしては結構多いです。

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⑥2019年エリザベートグッズ トートバッグ

→A4しか入らない!パンフとかチラシとかだけ入れるつもりの時に使う。わりかし便利。何よりデザインがすごく好きだったんだけど、使いすぎて持ち手がボロボロです。

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以上です!

観劇バッグと言いつつ半分くらいグッズのトートバッグの話をしていたけれど、推しの舞台通いのタイミングじゃない時はほぼ観劇バッグだけで過ごしてます。一般人への擬態も楽勝です。

人それぞれ選ぶ基準はあると思います!なんなら他のオタクたちの観劇バッグ事情も知りたいです!!情報お待ちしてます!!!

 

それでは、皆様がより良き観劇バッグと巡り会い、素敵な観劇体験ができますように!

2023年アナスタシア キャスト感想ノート

2023年アナスタシア再演、本当にありがとうございます!そして、東京公演完走おめでとうございます!!

2020年多くの手持ちチケットが消えてしまったアナスタシア。今回は他の舞台と被りにかぶってなかなか予定が開けられず、開幕の日にはどうしても見たかった海宝ディマ回とディミよし×海宝グレブ回の2公演しか持っていませんでしたが、どうにかディミよし初日とばちディマ回を追加して4公演行ってきました。プリンシパルキャストの皆様だと、マルシアさんのリリー以外は見ることができました・・・。2020年もマルシアさん見逃しており、なかなか巡り合えなかったな・・・

 

初演からほぼ内容変更なし、少しだけ歌詞が違うところもあったけれど、2020年に初めて見たときの感動は本当に変わらず。毎回新しい発見とともに涙していました。

全体の感想ではなく、2023年アナスタシアの備忘録的に、拝見したキャストごとでの感想をまとめておきたいと思います。まだ大阪終わってないけど、再演してくれ~~~!

 

以下敬称略です!

アーニャ

木下晴香(はるーニャ)

圧倒的実力!2020年よりも地声っぽい、低めの声。モーツァルト!のコンスタンツェを思わせます。(よく考えたら、再演までの期間にコンスタンツェシングルキャストでやってたんだな・・・)強くて賢い。プリンセスみが強めで、クールさがよりある印象。今回はディミよしとのペアしか見れていないのだけれど、この二人は対等感があり、補い合う二人の印象。日本一あのブルードレスが似合う。

葵わかな(わかーニャ)

じゃじゃ馬!豪胆!コメディエンヌみが強い!キュートだけど強気で、この勢いでロシアの半分を歩いてきたんだな、という感じ。アグレッシブさがよりある印象。ばちディマとのペアは宝塚版を思わせる少女漫画感が増して、海宝ディマとのペアだとより海宝ディマのヒーローみが増す。ディマの足を蹴ったあとにごまかす顔がかわいすぎる、そんなの許しちゃうよ!

ディミトリ

海宝直人(海宝ディマ)

3年越しに見れた~!!正統派ヒーローという感じのディマ。何よりもこの役を海宝先生がやっているということがありがたすぎて拝んでしまった。My Petersburgは圧巻。この曲を全力で受け止めようとする会場の空気感も相まって、最高のシーンになっている、劇場でしか味わえない瞬間が最高。2023年1番拍手をもらった曲だと思う・・・あと、In a crowd of thousandsのパツパツタンクトップでn2nのグレブを思い出すなどしました。タキシードが似合いすぎてブルジョワを隠し切れない・・・!

相葉裕樹(ばちディマ)

やっぱり宝塚ver.のディマができるのはばちディマだと思う。本当に王子様、スマートでかっこいいディマ。どこに行ってもあなたは王子様よ・・・ばちディマは見てて行動にイライラしないというか、なんでも許されちゃう感じ。「あんたがハンサムじゃなかったらチクってるんだからね!!」を、どこかしこでもやってそう。個人的には、私自身オーブの音響と時々耳の相性が悪くなるため、ばっちの歌詞が聞き取りやすくてとても助かる。

内海啓貴(ディミよし)

私の本命ディマ。ロシアのネズミでアーニャの王子様・・・!この役を「生きた人間」としてリアルにやっているという意味ではディミよしが一番しっくりくる。下層からどうにか生き抜いてきた、一人で育ってきたというバックボーンがリアルな、少し険しい目線の使い方、やんちゃな仕草、そして癖のある歌声。昨今、貴族っぽい若手役者が多い中、あのきれいな顔で平民感をバチバチに出せるのは魅力だな・・・2020年にこの作品でグランドミュージカルデビューして、ここからきっと大躍進して行くんだな!と思っていたけれど、3年半で本当にたくさんの作品に出演して実力をつけて、ここに戻ってきてくれたのが、本当に嬉しい。My Peterburgも勿論だけど、Everything to Winがすごく良かった。ねぇ啓貴やっぱりロナンやらない?「ロナンマズリエ、平民だ」って言ってほしいんだが・・・

グレブ

堂珍嘉邦

この人、絶対いい人。ユーモアはないけど・・・まじめで、アーニャに「人として」好感を持っていて、守りたい、友人でありたいという感情があるのが、私はとても好き。仕事(革命)と友愛・親愛に揺れているのがバランスよくて、一番安心して見れるタイプのグレブ。とてもニュートラルに感情移入しやすいので、初見さんにお勧めしたいグレブ。

田代万里生

バケモノ?!声量でオーブ壊れない!?狂信的で妄信的、めちゃくちゃ怖い。彼の中でアーニャという存在は「人」ではなくて概念的になってしまっているのではないかと思ってしまう。最後にアーニャと対峙して、人として生きていることを目にしてやっと自分の狂信に気づいたのではなかろうか・・・なんとなく、まりおさんは何かの存在の概念に囚われて生きている役が映えるなと思います。フランツしかり、「私」しかり、ラドゥーしかり。

海宝直人

ディマとの2役すごすぎ。「恋」してしまったグレブ。宝塚のグレブに近いイメージでした。場所と時代が違えばマリウスとコゼットのような運命の出会いになっていたかもしれないと思わせるグレブとアーニャの出会い方・・・2020年から見てきた中で一番アーニャを愛してしまったんだなと思わせるグレブでした。はるーニャ×ディミよし×海宝グレブ回が個人的には一番「冒険」「革命」「恋愛」のバランスがかみ合って好きだったな。ユーモアのくだりで一番ギャップあるタイプのユーモアを繰り出してた。

ヴラド

大澄賢也

大澄ヴラドめちゃくちゃクリスチャン(ムーラン・ルージュ!)じゃないですか?!チャーミングで自信家、身分違いの恋でも、何も怖くない!といった様子が、6月から8月までがっつり甲斐クリスチャンを浴びてた私には刺さってしまいました・・・2020年はそんなこと思わなかったのでこれは絶対クリスチャンのせい。堀内リリーとの身長差とダンスのかみ合い方が最高に好きでした。2023年のダークホースでした。正直に言います、メロった。

石川禅

面白優しおじちゃん!やっぱり禅さんの優しいおじちゃん役が好きです。前に見たのがダーウィンヤングだったので、ヴラドの安心感ったら・・・!ダンス頑張ってるのが愛おしい。コメディ仕草やせりふ回し、間の使い方がさすがで、これぞ達人技、と思わされることもしばしば。リリーを口説くとき大澄ヴラドよりちょっと照れ屋なのがかわいい。

リリー

堀内敬子

コケティッシュでコメディエンヌ!歌とダンスのバランスが本当に絶妙。可愛らしくて、色っぽいのに、面白い、ずるい!皇太后陛下の前にいるときの貴族らしい声色使いから、「夜、一日が終わるのって最高ね!!」(セリフうろ覚え)の少しダミ声っぽい使い方まで幅広くって、こう、女優力(ぢから)を感じました。このリリー、全盛期はヴラド以外にも愛人がいたけど、ヴラドだけ特別になっちゃったみたいなイメージでした。個人的にはMyベストリリーです。大好き!

朝海ひかる

堀内リリーとしか比較できないんだけど、より貴族然としたリリーというイメージ。凛として美しく、理想的な伯爵夫人だったんじゃないかなと。きっとヴラドと出会ってしまって恋に落ちたのは思いもよらぬことで、自分と生きる場所が違いすぎる彼に惹かれた、みたいな感じなのでは、と思いました。「強くなったんだね」とヴラドに言われるシーンがあるけど、きっとロシア時代からパリに出てきて変わらざるを得なかったんだな・・・というのがわかるリリーという印象でした。

マリア皇太后

麻実れい

この方のラストシーンの演じ方がもう・・・すばらしいんですよ・・・思い出すだけで泣いてしまう。人生の重さ、酸いも甘いも経験した皇太后の姿がハマって、「いつが最後のさよならになるか、私たちにはわからないの」「遅すぎたの、来るのが遅すぎたわ」「今度は自分を幸せにしてあげる番よ、アーニャ」1つ1つのセリフに感動を詰め込んでくれる・・・お歌はなかなか厳しいところがあるように感じたけれど、存在感や言葉の説得力はこの方にしか出せないのだろうなと思う。ミュージカルは本当に久しぶりだったとお聞きしましたが、アナスタシアに出てくれて本当にありがとうございます・・・

 

 

以上拝見したプリンシパルキャストの感想でした。

本当にアナスタシアは最高なので、見てない人は絶対に見てほしいです。絶対再演するので。ね!!梅芸さん!!!

再演まで待てない人は宝塚版の円盤かアニメ版を見るという手がありますので、再演までどうにか食いつなぎましょう。笑

 

それでは、2023年アナスタシア、大千穐楽まで無事に走り切れますように!!!

KAI SHOUMA Billboard Live 2023 感想ノート

2023年夏のムーラン・ルージュ!ザ・ミュージカル(MR!)の興奮冷めやらぬ中、KAI SHOUMA Billboard Live 2023が開催されました。

夏頃からまた舞台の休止・中止が散見されるようになり、私自身も楽しみにしていた作品が見れなくなったりしていましたが、まずはMR!もこのビルボードライブも無事に全公演完走できて本当によかったです・・・

3月の甲斐翔真君のファンミーティングで、「食事をしながらのライブができる、みたいな機会があればいいですね」といったことをお話していたかと思うのですが、半年で実現しましたね・・・すごい男だ・・・

 

というわけで、大阪2公演、横浜4公演に伺いました。どのタイミングで何の話をしたかすでに記憶がおぼろげなのですが、覚えているところは日程にも触れつつ、各曲・MCの感想をば・・・

かなり長くなる予感がしています。(私の手元にある手書きのロルバーンは7ページの感想となりました)お時間があるときにお読みいただくことをお勧めいたします。

 

 

ビルボードってすごくおしゃれ

ライブの感想じゃないんかい。

ビルボードライブ、初めて行きました。なかなかこの規模感のライブに行くことも少なく、「非日常」という言葉がぴったりの世界観でした。

ラ・ラ・ランドがすごい好きなのですが、大阪のビルボードに入ったときの看板を見て「Seb’s・・・」の気持ちになったのは私だけでしょうか。(ラ・ラ・ランド Seb’sで画像検索だ!)

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横浜はシャンデリアが印象的でした!開演5分前くらいにそっと上がるシャンデリア、上がる瞬間には気付けなかったのですが、終演後に下がってくる姿を見てフォロワーとオペラ座の怪人を開演させてしまいました。楽しい。

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横浜は場所もおしゃれで、レンガ造りの建物の一角にあのおしゃれ空間は夢がありますね・・・

 

ビルボードってご飯もおいしい

まだ本編に行かない。

大阪は心の余裕がなくて何も食べられず、翔真くんのコラボドリンクだけいただいたのですが(それもおいしかったです!)、横浜ではパスタとポテトをいただきました。

10/1の「本日のパスタ」はキノコとベーコンのクリームパスタでした!キノコの香りがすごくよくておいしかったです!ボリュームもほどほどで安心感。

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フォロワーがみんな「芋がすごい」「芋おいしい」と言っていたのを見て10/2はポテトを連番フォロワーとシェアしました。何よりボリュームがすごい。そしておいしい。

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開演前までに食べきれず、終演後冷えたポテトを食べました。それでもおいしかった。量としては、半分でもアラサーの腹にはかなり重かったです。

 

次から急に本編の話をします!!

 

M1. Shut up and Dance/Walk the Moon

1曲目がMR!からの選曲なの、わかってるな~~~

翔真君の英語の発音、個人的にはすごく聞き取りやすくて気持ちが良いんですよね。きっと彼、とても耳がいいんだろうな・・・

最初の曲から翔真君自身が「楽しい!」を全力&全身で出してくれるので、見ていても楽しくなれたし、客席も一気に盛り上がっていたので、M1として超大正解たたき出されてしまったな・・・という気持ちでした。

思い出されるのは甲斐クリスチャンの腰振り・・・

M2.星空輝いて/October Sky

ロックアレンジがめちゃくちゃよかったです!本編では2幕終わりのビッグナンバーなので、毎回体に力入れてみてしまっていたことを思い出しました。

BUMP OF CHICKENの月虹やHello,World!のような疾走感のあるアレンジ。あの曲からここまでロックに落とし込めるのか、と新鮮な気持ちで聞くことができました。歌い方もロック寄りでの歌い方に変えていたかと思うので、やっぱりロックバンドのボーカルでいてほしい気持ちがあります・・・(ハンサム・・・)

M3.最後のダンス/エリザベート

こちらの曲、実はリクエストしていました。が、多分してなくても歌っていたんだろうな、と思います。ちょうど9月10日のクンツェ&リーヴァイコンサートで古川トートの最後のダンスを聞いたところだったので、ここで、甲斐トートがくるとは・・・

大阪初日で初めて聞いたとき狼狽えに狼狽えてしまいました・・・その時もすでに出来上がっていたのですが、横浜公演で聞いたとき、もしかしてこの2週間本公演出てた・・・?という出来上がり方をしていて驚きました。ガナリの出し方も、表情の作り方も、手の動きもしっかり作りこまれていて素晴らしかったです。ライブでここまで役に入り込んでくれるのすごい・・・吐息入れた瞬間どや顔したときは面白くなっちゃったけどご愛敬・・・愛おしいな・・・

アレンジは基本古川トート、吐息は山崎トート、ラストシャウトは韓国版という感じでしょうか。古川トートが大本命で親なので、このアレンジで歌ってくれて本当にありがとうございますの気持ちです。甲斐フランツ派でしたが、甲斐トート派になりました(でもフランツもやってほしいので2役やろう、加藤和樹氏と海宝直人氏と城田優氏に続け!!)

MC①

3曲一気にビックナンバーやるのですでに休憩入れたくなっちゃう翔真君。客席側もヒイヒイ言ってました。心臓ばくばくいってました。初日1回目しゃべりすぎたようで2回目以降毎回「話しすぎると怒られる」という話をしていました。愛おしいな。

次の曲紹介で「ディズニーの、魔法にかけられての・・・テーマ曲?エンディングテーマ?」と言ってましたが挿入歌ですね!!望海さんがかつてディズニーとのコラボのコンサートで歌ったことがあるそうと、望海さんのファンの方からお聞きしました。ご縁。

というか、魔法にかけられてを見たことがないというのに少し驚きました。声優が畠中さんだったり、お話としても好きそうな内容なので・・・私は続編含めてとても好きです。

M4.So Close/魔法にかけられて

初日はラストの音を外してしまったり、他の日も苦手そうな音程があるようで出にくかったりしていたように見えたので、彼にとっても挑戦だったのかなと思いました。特にその前の3曲ががっつり張り上げるタイプの曲だったので、そこから切り替えてしっとりロマンチックに歌いこなすというのは、結構大変そうだなと思いました。

そしてやはりディズニー曲、似合いますね・・・ぜひまたディズニー曲を選曲してほしいです。個人的には実写版美女と野獣の「ひそかな夢」を聞きたいです。大好きなので・・・こりずに引き続きリクエストし続けます!

MC②

次の曲はJPOPから、という形でここで紹介MC。横浜2日目昼公演での出来事、「先日サザンのライブがあったからサザンの曲をやりたい」というお話だったのですが、そこの再現で「しんごさん(バンマスさん)にすぐLINEしたんですよ、『真夏の果実ってできますか』って」とスムーズなネタバレ・・・言ってしまったことに気づいた翔真君の「口が滑るってこういうことを言うんですね!!!」というコメント、こちらもお手本のような「口が滑る」の状況はなかなか見れないので面白かったです・・・この人本当にエンタメ力が高い・・・!

M5(大阪).Everything/MISIA

まさかの女性曲!私も女性曲が聞いてみたくて「Defying Gravity」とか「Wizard and I」とか(謎のWicked縛り)をリクエストで入れていたりしたんですが、貴重な機会でした!

迫力はもちろんですが、なかなかの難曲だと思うのでよくぞ選んでくれたな、という気持ちでした。かなり安定して歌いこまれた印象があったので、もしかしてもともとカラオケのレパートリーにあったのだろうか・・・

M5(東京).真夏の果実/サザンオールスターズ

こんな短期間に2人の推しが真夏の果実を1年ぶりに歌ってくれるとは・・・!

実は7月に田村芽実ちゃんのイベントに行ったとき、そのときに彼女も真夏の果実をフルで歌っており・・・クラウディアから1年、主演2人が同じ曲を自分の個人イベントで歌ってくれるという、感謝しかないですね・・・甲斐細亜羅とめいクラウディアのペアが推し同士のペアで大好きだったので、うれしすぎました。二人ともこの曲を「サザンの歌を歌いたい」という理由で選んでいたのもご縁を感じましたね。

そして翔真君この曲本当に似合う。楽しそうに気持ちよさそうに歌っていて、時々桑田節が入るのも「この曲が好きなんだなー」と思わせてくれました。

M6.車の中でかくれてキスをしよう/Mr.Children

ミスチルオタクの私、初日大暴れ。

以前、日比谷音楽祭の発表があったときに、この曲が好きというツイートをしていたのを覚えていたのですが、その時は「すごい渋い選曲をするなぁ・・・」と思ったくらいだったのですが、まさか伏線とは・・・

あの時に聞いてみよう!と思った人へのご褒美だったのでしょうか・・・私は2022年のミスチル30周年ライブツアーで最後に聞いたぶりでした。ご褒美です・・・

本家の音源ではあそこまでフェイク入れないんですよ・・・ライブでしか入れないんですよ・・・きっと何かしらのライブを参照しているんだろうなと踏んでいます。調べます。

歌い方については、特にナ行とラ行の発音の仕方の癖が桜井さんっぽかったように思いました。また伸ばした後に少し「ん」が入る歌い方も桜井さんの癖と同じでしたね。きっと、聞きこんでるし歌いこんでるのでしょう・・・!

いやそれにしても、翔真君にミスチル曲もっと歌ってほしいです。特にSimpleが聞きたいです。

MC③

RENTやりますMC①。大阪で何やると思う~~!?って聞いて「Over the Moon」出てきたときはさすがに面白かったです。カイショーマのパフォーマンス!

One Song Gloryは発表して、「もう1曲は秘密」「後のお楽しみ」といってにやにやへらへらする翔真君本当にいちいち愛おしい。私はいたずらっ子のカイショーマをハンサムで見てしまってから沼に足突っ込んだ人間なので・・・

M7.One Song Glory/RENT

ビルボード用アレンジ、特徴的なあのギターイントロがカットされても成り立つのすごいな、と思いました。とてもよかった。翔真君が「くすぶりながらこの曲を書くんだ!と思っていたロジャーが、こういう場所で歌えるようになった未来のよう」だというお話をしていて、ロジャーを通すことでこの曲の理解や、このような場所で歌うことの意味を見出しているのがとても印象的でした。こういう感性が翔真君の美点だと思います。

でも、歌詞間違えた報告はしなくていいよ!!!かわいいけど!!!

MC④

RENTやりますMC②。ギターをセットする前に「おっ、なんだこれは?!」っていう茶番をした回とか、「やるぞ~~」って気合を入れた回とかいろいろありましたが、山口さんとのやりとりといい、ほわほわした時間が流れて和みました。

M8.Your eyes/RENT

横浜1日目初回だけミスしてやり直しがありました。「皆さんお得ですね!!(by翔真君)」そうですね!!!

ビルボード始まって以来のギターが弾けない人の弾き語り」だと言ってましたが、これ毎回RENTではしっかり決めてたんだなと思うとすごいことですね・・・「目の前で好きな子が死にそうなのにうまく弾けるわけがない、と思い始めたら弾けるようになった」というエピソード、なんともカイショーマ!!!って感じで好きです。役に入ることで洗練されていく彼のパフォーマンス・・・

MC⑤

Your eyes終わりにあからさまにほっとして「俺の仕事終わったぜ!!!」みたいな顔をするのが面白かったです。まだ終わってないよ!

一旦バンドメンバーの方は休憩で、翔真君のフリートークのコーナー。FCの設立のこと、MR!のこと、グッズのことなどいろいろ話してくれました。FC設立の話で「もしかしたら10人くらいしか入ってくれないかも」とか「FCのイベントじゃないとファンじゃない人もいるかも、あのぽっと出の?25歳の?ああ、アミューズのね、一応みておくかみたいな・・・」という話をしていて、いや、自己評価低すぎだぞ…!?の気持ちになりました。それでも今回のFC設立で、最初は「ちょっと見てみるか」の人だった人ががっつりはまってFC入ってるなんてざらだろうなぁと思ったし、きっとこれからもそういう人たちも虜にしていくんだろうなと思いました。

最終日はマイクなしで客席から質問募集して答えてくれるという大盤振る舞い・・・最終日まさかの最前鑑賞だったため、本当に良い経験をしました・・・翔真君、そして同テーブルの皆様、本当にありがとうございました!!距離感が近すぎて感覚がバグりました!!

そしてバンマスの方をお呼びして「ピアノとデュエット」。モーツァルト!(M!)から・・・で初日の私は「僕ミュか?!影を逃れてか?!残酷な人生か?!」ってなっていましたが、空を見上げて両手を広げるジェスチャーで「星から降る金~~~~~!!!!」と・・・

大阪の2公演目で客席から出た「ダンスはやめられない!」の言葉に「ダンスはやめたい!」と答えたのが面白すぎでした、本音じゃん。

M9.星から降る金/モーツァルト

M!曲は何かしらある気はしていたし、かくいう私もがっつり僕ミュと残酷な人生をリクエストに入れていたのですが、これか~~~!たーたんさん(香寿たつきさん)の物語を読むような星金が好きといっていたのと、ジブリっぽいから好きと言っていたのを聞いて、彼の中でのファンタジージブリをベースに出来上がっているというバックボーンが表れてて良いお話が聞けました。

男性が歌う星金、いいですね・・・翔真君の星金の王子様、絶対旅に出た後その旅がアドベンチャーになるタイプの王子様だ。

MC⑥

バンドメンバー全員が戻り、ラストスパートへ。

山口さんのギターを活かして、ということで曲紹介。「何もしなくても歌えた」といった話をしていてびっくり・・・難しい印象があったので・・・

M10.You Raise Me up/Westlife

アコースティックギターの音、本当によかった・・・翔真君がこのまま寝れるといっていたのもわかります。私的にはこの曲のイメージが「清廉な湖の前」みたいな印象を持っていたのですが、翔真君が歌うと「エアーズロックの上」という感じでした。世界の中心・・・

「何もしなくても歌えた」というのは、きっとたくさん聞いていたから、少し練習したら歌えるようになった、の意味だとは思うのですが、それでもこの曲を、しっかり自分のものにして歌い上げているのはすごいな、と思いました。

M11.I’m Alive/next to nomal

この曲がないと終われないでしょ!の勢いで出てくるI’m Alive!歌う機会の多い曲だからこそ、自分のものにしている感覚がしっかり伝わってきました。聞いていても気持ちがいいし、ロックな歌い方がとても似合うのを再確認しました。

n2n再演してほしいですね。舞台上ではない機会で聞くこの曲と、劇中で聞くこの曲は印象がかなりガラッと変わってくると思うので、もしまだn2n見たことないけど翔真君のイベントとか番組とかでは聞いたことある・・・みたいな方は本当に劇中でのこの曲を聞いてほしいです。衝撃的なので。

ばしっと手を握り曲を締めるとさっそうと去っていく翔真君。さわやか。

EN1.Hold me in your Heart/Kinky Boots

初日にこの曲だと気づいたときは涙止まりませんでした。なんなら毎公演いろいろ考えてしまってうるうるしていました。1番きてしまったのは横浜公演1日目夜公演、歌う前に上を見上げてライトに照らされる翔真君が神々しくて、ぞわぞわしました。しょうがないんです、私キンキー本公演でもこの曲とI'm not my fother's sonとJust beでは大号泣なんですから・・・

最終公演以外はこの曲には全く触れなくて、大阪公演では泣いているお客さんに「泣いちゃうね」とか言っていたくらいだったのですが、最終公演のこの曲の後、「これ(袖のひらひらのジェスチャー)つけないとね」と言ったり「いつかね・・・でもそれだとダンス頑張らなきゃね」と言ったりしていて、あぁ、彼はやっぱりローラをやりたいのか、と思いました。

実は私個人としてはローラやってほしい!となったことはないのですが、これも彼の目標の一つなのかなと、現時点での位置を確認する機会になりました。やりたい役、どんどん言ってほしい。言霊パワー!

MC⑦

最後の曲をやる前の「終わりたくない」タイム、毎回愛おしかった・・・

まだ帰りたくない!これやったら終わっちゃうから歌わない!みたいなくだり、いや~楽しかったんだろうな。

ラストもMR!の曲。これもわかってる選曲というか、2023年の夏の締めくくりとして、MR!でも彼がラストに歌った曲をここに選ぶの、言葉は安直ですがまさに「エモい」。

EN2.Come What May/Moulin Rouge!

やっぱり翔真君の英語いいですね・・・英語だと日本語の訳詞バージョンの3倍くらいの情報量があるのですが、そこにしっかり感情をひとつひとつ乗せた歌い方をしてくれるのがとても素晴らしいなと思いました。MR!ロスも救われました。

歌い始めに左手をすっと上げて歌いだすのも印象的でした。すぐにでもMR!が見たい。

MC⑧

なかなか帰らずにステージをうろうろして、客席を見渡して手を振ってくれる翔真君、ありがとう・・・途中から帰り道じゃない方の客席通路を降りていくファンサ精神!と思ったのですが、もしかすると本人がファンの顔もっと見ておこう!と思っただけなのかもしれない・・・と思うと愛おしいです。私この感想で何度愛おしいって言ってるんだ・・・?

最終公演の「みんなきれいだよ!!」の爆弾投下、良かったです。なんか、カイショーマさんってそういうところある。

夢か?いいえ~~~~~

以上です。夢の話じゃないです。現実です。

本当に夢みたいな3日間でした。ありがとうございました・・・ちょうど自分の仕事が立て込んでいて、生きる希望がこのライブだったので、本当に元気に生きててよかったです。体調崩しそうになったときに無理せず飲み会断った私えらい。

 

翔真君も言っていたけど、「今自分がいる位置、場所をファンと共有したい」という方針でいてくれること、とてもありがたいです。今このタイミングでビルボードに出てくれたのは、本当に恵まれていて、素晴らしい機会だったんじゃないかと思います。それは彼のキャリアにとっても、ファンの心理としても。

まだまだ上に行けるという余力も感じたし、彼の夢も垣間見ることができた素敵なライブでした。

 

ぜひ次はロック系メインとかのライブも見たい!ミスチルとかBUMPとか米津とか、歌ってほしいな~~(願望)

そしてアミューズさんへ、今の翔真君の歌声、残しておきませんか?ミュージカル曲カバーCD、お待ちしています。

 

 

観劇オタクの博多旅行記

2022-2023エリザベート大千秋楽から2週間。アーカイブ配信期間でロスを癒し、最推しの帝劇主演に涙しながら、徐々に3月からの推し初の再演ミュージカルへ心をシフトしていっているオタクです。

無事にエリザベート博多座公演を現地で見届けたのは1か月前。割と経っていました。楽しかったなぁ…

せっかくの機会なので、初めての博多座楽しかった記念に旅行記を残しておこうと思います。またいつか博多座に行くであろう私と、未来の博多座遠征オタクに捧げます。

 

 

1,  遠征準備

今回の博多遠征は、普段ソロ遠征の多い私にしては珍しく、大学時代からの友人と二人旅行という形になりました。

言い忘れておりましたが、私は普段日比谷を根城としている東京の在住のオタクです。そろそろ本籍を帝国劇場に移したい。

博多座遠征はいろいろあって*1初めてになる今回、まず友人(ヅカオタ寄りのミュオタ)が以前行った際によかったよ!とお勧めしてくれたホテルを予約することに。

 

〇 三井ガーデンホテル福岡中洲

www.gardenhotels.co.jp

 

友人からのおすすめポイントは

・とにかくきれい

・大浴場が夜遅くまで、朝早くからやっている

博多座から近い(徒歩5分くらい)

という点。

 

普段のソロ遠征では、面倒くさがって朝ごはん付きで安くて劇場に近いところ…という条件で調べていたのですが、なるほど大浴場!観劇で疲れた体に足をのばしてゆっくりできるお風呂がつくというのはいいかもしれない…ということで今後の遠征時の宿選びの指標にも加えようかなと思いました。

 

というわけでホテルは9月中旬ごろに予約。まだチケットもとれていませんでしたが、ホテルの部屋が埋まりかけているとのことだったので予約。

素泊まりツインで通常なら1人1万円くらいだったかな。

 

なぜこの時期からホテルの部屋が埋まっていたか、それは遠征当日知ることとなりますがそれは後のお話。

 

チケットが取れたのは10月中旬、そのタイミングで飛行機をとりました。

1日目のお昼頃に福岡空港へついて、2日目の夜に羽田空港へ戻る往復便をJALで予約。ウルトラ先得という割引で、往復25000円ほど。あれ、大阪に新幹線で往復するより安いぞ…

 

というわけで遠征に向けた準備は終了。この時期は絶賛帝劇のエリザに通っていましたので、博多座のことはしばらく頭の隅に置いておくことになりました。

その間にANAの7000円セールとか全国旅行支援とかあって、頑張ればもっと安く行けた手もあったかもしれないのだけど、ちょっとそこまで頭も回らず今回は保留。

 

2. いざ博多へ!

福岡空港へ旅立ったのは1月14日(土)。羽田空港につくなり某ゴールドカード特典のラウンジでカフェラテをいただきながら、推しと飛行機を並べて写真など撮りつつ出発を待ちます。

 

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羽田から福岡は2時間ちょっと。その間バズライトイヤーの映画を見ていました。あっという間に福岡着。しっかり映画に泣かされて降り立つと、すぐに駅へ。近い!

 

それまで福岡に行ったことは2回あったのですが、そのどちらも出張。落ち着いてしっかり観光することなどなかったため、今回の旅はすべてが新鮮でした。

 

博多座の最寄駅である中洲川端駅まで向かい、ホテルに荷物を預けてお昼の博多へ繰り出します。

 

今回の旅、友人がほぼプランを決めてくれて、私はそれについていくだけの旅でした。めちゃくちゃ助かりました。この場を借りて友人に多大なる感謝を・・・!

 

3. 博多グルメその1

〇徳永屋

tabelog.com

 

まずは友人の友人(福岡在住)が予約してくれていたもつ鍋屋さんへ。

昼からがっつりもつ鍋、シメはちゃんぽん麺!手羽先もおいしくいただきました。ここで本当におなか一杯いただいたので、ソワレ眠くならないかちょっと心配になりました。

 

お腹休めがてら博多の街歩き。

マチネ中の博多座の前で写真をとったり

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最推しの舞台写真と最推しのアクスタの写真撮ったり

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閣下と殿下の記念写真を撮ったりしました。

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まだ時間があるので別のお店へ。

 

〇パンストック

stockonlineshop.com

 

川沿いのおしゃれなパン屋さん。明太フランスがおいしいよと勧められて、翌日の朝食用に購入。一緒にかぶせ茶とホワイトチョコのパンやブリオッシュも購入。

袋まで可愛くておしゃれな気分で上がります。

実は明太フランス目当てで行列ができるほど人気のあるお店だということを後から知りました・・・良いタイミングで買えてよかったです。

 

その後は博多のパルコで買い物などをして時間をつぶし、エリザベートソワレの時間に。

 

最後は友人と二人でエリザのモニターをバックに写真を撮ってもらい、友人の友人とお別れ。初対面の私にも気さくに接してくれていろいろ案内してくれためちゃくちゃいい人でした。ありがとうございました・・・

 

 

4. 初めての博多座

噂に聞いていた観劇オタクにやさしい劇場。本当に素敵な劇場でした!アクスタ用のパネルもしっかり使わせていただきました。

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ロビーはたくさんのお店が並んでいて、東京出身のオタクは「明治座のようだ・・・」とつぶやいておりました。そういうの大好きだ!

 

14日ソワレは奇跡の2列目。友人がとってくれました、感謝!!!前方にも若干の傾斜があり、見やすかったです。そして全体的に、舞台との近さを感じる劇場でした。

 

エリザベート本編の感想は長くなるので割愛しますが一言だけ。

古川トートと甲斐ルドルフが好きすぎる!!!推しの共演はコスパがいい!!!が!!!目が足りない!!!最高!!!ありがとうございました!!!!

 

5. 博多グルメその2

ソワレが終わりお目当てのご飯屋さんへ・・・

と、冒頭に述べた「早い時期からホテルが埋まっていた理由」をここで思い知ります。

 

1月14日、15日。5駅隣のPaypayドームで、Hey! Say! JUMPのライブが行われていました。エリザベートソワレ終演より若干早く終わっていたのでしょうか。お目当てのお店の姿を視認する前に、歩道を埋め尽くす行列が・・・

 

〇めんたい重

www.mentaiju.com

次回来た時に絶対食べます!!!!待ってろ!!!

 

 

というわけで急遽別のお店へ。

 

〇博多のとり皮焼き鳥

 

すみません、お店の名前をすっかり失念してしまい、調べてもピンとこなかったのでお店情報は割愛します・・・

しかし、私は初めて知ったのですが、博多の焼き鳥、とり皮をぐるぐる巻いた焼き鳥は有名なようで。1人5本くらい食べられてますよ~と店員さんに聞いて、うそだぁ~となりながら注文しましたが、本当にペロッと食べてしまいました。

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そのほかにもセセリやもも、クリームチーズ巻きなどいろいろいただいて1軒目でかなり満足なお腹になりました。

 

ちょうどこのタイミングで甲斐翔真の美しい横顔インスタストーリーがあがり一人で小躍りしたのもいい思い出です。

 

〇ふとっぱら

www.futoppara.com

 

シメは絶対これにいこう!と友人から事前に言われていた居酒屋さん。博多のチェーン店なのですが、ここの「ラーソーメン」を食べてほしいと強く勧められました。

「やたらとおいしい麺」と紹介を受けましたが、本当に、やたらおいしかったです。お腹いっぱいになってたはずなのですが、全然食べられる・・・

細麺のラーメンを冷やして、甘めのつゆでソーメンのようにいただくものなのですが、絶妙なおつゆが本当においしくて・・・

下戸すぎてアルコールを摂取できない私は、夜の博多でウーロン茶とラーソーメンを永遠にすすっていました。

 

 

6. 博多の宿へ~そして朝

ホテルに戻ったのは24時くらい。すぐに大浴場に行きますが、ここでも行列が。きっとこの行列、めんたい重の店前でみた行列と同じところに行っていた人たちの行列ね・・・

25時に大浴場は終わりだったので、潔く諦めて部屋のシャワーを浴びて、朝風呂をすることに。

朝7時くらいに大浴場にいくとかなり空いていて快適でした。やっぱり朝風呂はいいぞ!ストレッチをしながら、のびのび入れました。熱めのお湯だったのでささっと入り部屋に戻ります。

 

朝食は前日パンストックで購入した明太フランス。焼きたてがきっと一番おいしいのかなと思いますが、一晩経っても、溶けたバターがしっかりしみ込んだ明太フランスは絶品でした!私が思っていた明太フランスの概念を超えていました。明太ペーストもめちゃくちゃおいしくて、また絶対買おうと決意しました。

他に買ったかぶせ茶のパンも程よい渋さと甘さでお気に入りでした!

 

11時チェックアウトでホテルに荷物を預け、博多座の目の前の鈴懸を覗いてからエリザベートへ。

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7. さらば博多座

15日は花總シシィと芳雄トートの回ということでチケット取るのが大変でした…無事取れた貴重なチケットで観劇。

 

実は私、福岡に来る際に愛用のオペラグラス・アトレック8×32mm*2を家に忘れてきてしまい、なんてことをしたのだ・・・と前日から唸っていました。しかし、1階の中ほどの列センターブロックからの眺めは、全体を見るのに最高でした!とても近い!!やはり博多座は座席と舞台が近く感じて、かつ傾斜もあって、前の人の頭は全く気にならなかったです。本当にこの座席東京の劇場にもほしい。

 

花總シシィはこの時に見納めとなってしまい、今でもさみしい思いです…芳雄トートも無事見れて本当によかったです!生の芳雄トート、やっぱり迫力がすごい。博多まで行って本当によかったです。

 

きんつばのお店のお姉さんの「家に帰ったら冷蔵庫かお腹に入れてね」の決まり文句ににこにこしながら博多座を後にします。

 

8. 博多グルメその3

この期に及んでまだ食べます!!

ホテルから荷物をピックアップし、博多駅へ。そこでまたロッカーに荷物を預けてお土産などを物色します。

 

〇伊都きんぐ

www.itoking.jp

 

デパ地下でいただいたのが伊都きんぐの「あまごりスムージー」。氷を使っていないイチゴミルクのスムージーということでしたが、本当に濃くてあまいイチゴミルク!結構たっぷりでしたがおいしくてすぐ飲んでしまいました。

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お土産に「どらきんぐ生」と「博多ぱいおう」を購入。イチゴ好きにはたまらないです。

 

〇ShinShin

www.hakata-shinshin.com

 

博多に来たならラーメンは外せない!ということでいただきました。

自分でも正直、細麺のラーメンがこんなに好きだなんて思ってなかったのでびっくりしました。本当においしかったです・・・

博多ラーメン、きっと私は東京でも探して食べてしまうんだろうな。

 

〇プレミアムめんべい

omotetyou.com

 

お土産として購入。めんべいは今までの出張土産でも毎回買っていた大好きなお土産だったのですが、プレミアムは初めて。

牡蠣のめんべいを身内に購入していきました。最近やっと渡せて、おいしかったとちょうど連絡がありました。私も次回絶対買おう。

 

博多駅でのお土産巡りがひと段落し、そのまま空港へ。

飛行機に荷物を預けてまたお土産を買い足したり、買ってあったどらきんぐ生を食べるなどしました。

 

どらきんぐ生、生のイチゴが入っているどら焼きなのですが、もっと買えばよかった、と食べてすぐ後悔しました。本当においしい。

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生のイチゴが入れられない季節だとジャムが入るそうなのですが、ぜひ生のイチゴが入るタイミングで買われてください。超おすすめのお土産です。

 

9. 帰路 東京へ

帰りの飛行機はさすがに疲れていて爆睡、一瞬で羽田につきました。

流れてくるスーツケースを見ながら、次回遠征があるときまでに、自分の無個性なスーツケースを新しいスーツケースに買い替えようと決意しました。無事に無個性スーツケースをピックアップして駅へ。

福岡空港も街に近くて驚きましたが、羽田も大概だな、と思いながら帰路へ。無事に家に着くとさすがにへとへとでしたが、博多楽しかった!!!の多幸感で割と元気でいれました。

 

旅行中食べまくっていたので若干体重も増えましたが、そこまでひどくなかったし、肌荒れもしなかったので、一旦よきとしたいと思います。

 

10. 最後に

博多遠征旅行から1か月たちましたが、それでもまだ博多楽しかったな…と反芻してしまいます。

実際、博多座は舞台としてとても好きでしたし、交通費が高くつくから…とか飛行機だし…とか今まで思っていましたが、実際大阪行くのと大差ないことがわかったし、これくらいの時間なら割と飛行機でも酔わないことがわかったので、今後、博多遠征は積極的に取り入れていきたいなと思います。

 

書きながらざっと思い返してみましたが、まだまだ食べたいものや行きたいお店があります。特に明太フランス、ラーソーメン、どらきんぐ生…そして断念しためんたい重リベンジも。

次回行く時はもっと自分でも色々調べて美味しいもの巡りをさらに楽しみたいです。よければみなさんの好きな博多グルメもコメントとかTwitterとかで教えてほしいです、よろしくお願いします!

 

次はムーラン・ルージュで行かことになるのだろうか、はたまたそれより先に何か入るだろうか…1789とか…何れにせよ遠くない未来です。

ありがとう博多、ありがとう博多座、必ずまた会おう!!!!!

 

 

 

*1:本当は昨年、四月は君の嘘に行く予定でした。諸事情で見送りました。

*2:めちゃくちゃ明るく見えるオペラグラス。みんなぜひ使ってみてほしい。

スペクタクルリーディング バイオーム 感想ノート

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2022年6月9日ソワレ観劇。パンフ未読、インタビューとかもそんなに読んでない人の感想とか色々です。

配信見た友人の感想を聞いて自分が持った感想とまた違っていたので、自分の感想をざっくり書き出してみました。

花古のオタクが沼る作品だと聞いていたので、見てすぐは「花古が父親違いの姉弟とかまじでやばい」くらいの呆然タイムを過ごしていたんだけど、振り返ると、いろいろな感情や思想を織り交ぜてできた作品だったんだなと思います。

 

作品全体を通して

まず、某シーンをみながら、絶対宝塚ではできないな、と思うなど。ウエクミ先生が宝塚を退団されて初めての作品だから、というバイアスはかかっているけど、それでも結構過激に示されているので、やっぱり気になってしまうのは許してほしい。実際ウエクミ先生がどう思っていたかは定かではないけど、その辺りに何らかの意図はあったと思えてしまいました。

作品中、登場人物を俯瞰してみると「人は愚か」と思ってしまうのだけど(人は愚か、ってなる作品の個人的代名詞はマーキュリ・ファーなんだけど、またそれとは別次元で。)、個人的に印象に残っているのは「植物は感想を持たない」というセリフ。植物を媒介すると、もはや「人は愚か」とかいう感想すらない、大きな次元からみた人の営み、そしてそれを終えた人の、行く先を仮に与えた、という形だったのだと思います。

それをどう捉えるかは、本当に私たち次第、きっと受け取るタイミングや何に感情移入するかによって全く変わってくる。

個人的には怜子さんにとても感情移入してしまったが故に、ラストシーンでの救いのなさに酷く落ち込みました。(ナレ死だし・・・)親子2代にわたる復讐劇だったのだと明かされた時は、復讐は何も生まない、という、ロミジュリの刷り込みのせいですぐ表層に出ちゃう安直な感想が浮かんだりしました。正直ストーリーはまあまあよくある話かなと思ったけれど、人の営みの後ろから、植物の「ただみるだけの視線」と、ルイの「純粋な感情を持った視線」の2つで見つめられることで、まとめあげられたような、凝縮されたような印象があります。(実際、舞台手前は「見られている」、舞台奥は「見ている」構造になっていた)

 

世界観について

最初と後半で繰り返されるシーンでは、ルイは亡くなっていて、こちらとあちらの狭間、黄泉比良坂的なところにいたのだと思いました。ルイが植物たちに「喋れるようになったんだね」というとクロマツは「お前が喋れるようになったんだ」という。人間(獣)と植物という違いがなくなって生命が平等になった世界。しかしその黄泉比良坂(仮)に、まだ「生きている」はずのクロマツやセコイヤ、一重のバラもいる。そう思うと、バイオームの世界では植物はこちらに存在しつつ、あちらとこちらの間にも媒介できる、というイメージなのかな、と思います。


バイオームというのは「生物群系」のことで、ある政治家一族とその庭の生物群系のお話だったんだな、と見終わって相当経ってから気付きました。ただそこに点在するバラバラの植物や獣たちではなく、それぞれが関係しあっている生物群だったんだなと。あとは、登場人物たちが(花セラピーのママ友、ともえさん以外)ファミリー・ツリーでつながっている、というのもこのバイオームの世界の中では意味を持っていたと思います。様々な木や植物、獣たちによってできていたこのバイオームが、最後には壊されてしまう。そこに残ったのは老婆のふきと存在しないケイだけだった。言い方はあれだけど、これ以上繁殖の余地がないから、このバイオームは”自然淘汰”され、終わってしまったのでしょう。これが自然だったかどうか、という問題もあるけれど、コプト層とかカラピチ層から見ればこれも自然と言ってもいいんじゃないかと思います。そういえば造語なんですねレーテル層/コプト層/カラピチ層・・・

 

ケイの存在について


この作品を見ている間は、確かにケイの存在はふきにとっての希望に見えました。(ケイの服の色やシチュエーションから、Next to Normalかなとも思った。)ふきに残された心の拠り所。最後に映し出される大きな地球。大きな次元でふきはやり遂げたと思ったのかもしれない・・・

でも、ケイの存在が万人に対しての希望や慰めにはならないと思います。ふきにとっては希望だったかもしれないけど、もしかすると実は、怜子さんが死ぬ前にケイが彼女の前に現れていて、そのショックで怜子さんが亡くなってしまったのかもしれない。学の前に現れたことで、彼はルイのことを思い出したくないと感じてこの土地を売ったのかもしれない。ルイに関わった誰もが、ケイのことを見たかもしれない。それって本当に、希望だったのだろうか。きっとケイが悪魔に見えた人もいたはずです。

 

閑話休題~ウエクミ先生の宝塚作品の話~


見ている最中は気づかなかったのだけど、ウエクミ先生の作品で他に死生観を表していたものとしてBADDYが挙げられるなぁと思いました。最後にみんなで天国に行ってハッピー!かと思いきやバッディが「天国!?冗談じゃねえ!!!」って大暴れするラスト。全体がハッピーでポップな印象なのであんまり気にしてなかったけど、天国なんて行きたくない、と最初の曲から歌ってるんだよな・・・。

BADDYの舞台、ピースフルプラネット(長寿が当たり前の世界になっているのもポイントかも)で生きる人たちの人生の目標は「天国に行くこと」。でもバッディはそこには行きたくないのだと一貫している。死生観というと大きすぎるテーマかもしれないけれど、生きる/死ぬの概念についてウエクミ先生は考える余地を与える作品を書いていたんだなと今更ながらに思います。BADDYはいいぞ!!!(ここぞとばかりにBADDYを推すオタク)


と思うと同じくウエクミ先生作品のfffのラスト、歓喜の歌のシーンも思うところがあるな・・・あのシーンも黄泉比良坂じゃないか・・・天国にいけない音楽家たちと審判を行う天使たちも一緒に歓びの歌を歌っているなんて・・・ナポレオンとベートーヴェンの邂逅のシーンもある意味黄泉比良坂だしなぁ・・・考えると色々とあるぞ・・・

というわけでfffもいいぞ・・・あとついでにシルクロードもいいぞ・・・

 

スペクタクルリーディングの試みについて

この作品が「スペクタクルリーディング」である必要性についてもちょっと考えたのだけれど、小劇場で映像演出もなく、朗読劇ではなくストレートプレイであった場合、感じ方は確かに違っただろうなと思います。(そのバージョンも一回見てみたい気持ちはある)

朗読劇と言いつつ、だんだん前にいる人たちは本を持たなくなるので、黑世界みたいだな、、、と思ったりもしました。

朗読劇の効果って、一つは世界観を俯瞰でみれることだと思っていて、今回の場合も没入よりも俯瞰をしていることの方が多かったと思います。

痛々しい表現も、植物が読み上げる言葉によってただ見るだけの視線を味わうことができたのは、朗読劇ならではだった気がします。もし普通のストレートプレイで、植物たちが人間のしていることをナレーションしているような見せ方をしていたら、同じようには感じなかったんじゃないかと。

人間たちが本を持っている間は、何となく、「理性的な行動」という感じなのかなと思いました。本能や欲望を隠している「あるべき私」の筋書きを読むようなイメージ。

また、大きめの劇場で映像演出をふんだんに取り入れることによって、ただの俯瞰ではなく、植物目線での俯瞰をさせたように思いました。中央の木がクロマツからセコイアに移る演出は視線が変わっていく感覚に何となく風を感じました。立体音響のおかげかな・・・

ルイがセコイアの上に登っていくのと、セコイアを演じる成河さんが枝が折れる動きをしているのは、なんとも演劇的でよかったなと思います。とても好きでした。

 

以上、ざっくり感想でした。


終わったあと呆然としてしまっていたのと、単純に自分の好きな(ドチャクソ拗れた)シチュエーションの花古を見てしまった興奮であんまり考えられなかったんだけど、見てから数日後まで脳と心にべっとりと残ってる感じ、後味悪い作品(褒めてる)だなぁと、思います。最近悪夢を見たんですが、多分この作品のせいだと思ってます。なんかいまだにじりじりする。

そしてBADDYが見たくなる。私はハッピートンチキなウエクミ先生もまた見たいです。よろしくお願いします。

ミュージカル 四月は君の嘘 感想ノート

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まずは2年越しの初日、そして東京公演を完走できたこと、この作品に関しては正直それだけで本当によかった!という思いでいっぱいです。

私は小関裕太のオタクなので、正直その目線でばかり見てしまうのですが・・・彼が2020年に失ったもの、そこから過ごしてきたこの2年間が、あの初日の挨拶と東京楽での挨拶に丁寧に詰め込まれていたような気がします。

 

ここでそのお話に触れちゃうと「びゃっ」って泣きそうなので一旦置いておくとして・・・

東京公演を見届けた今、私がこの作品から受けた思いや感想を綴っておきたいと思います。Wキャストどちらも見たので、メインキャストの感想もあります。

いいことも悪いことも書きますのでご注意ください!

 

www.tohostage.com

 

 

初日感想 〜最推しが日生の0番に立った~

2020年の君嘘公演が決まったとき、「最推しが東宝ミュージカルで主演やることになった」という事実で飛び上がって喜びました。2020年の東京公演はブリリアホールでの公演の予定でした。当時ブリリアホール柿落としのタイミングで、宝塚・ホリプロなど諸々の作品が上演されていく中、観劇にあたっての様々な問題がちょっとずつ見えてきた時期だったかと思います。当時はまだ「ブリリアか〜」くらいの気持ちだったかと思いますが、今や「ブリリアか・・・」というのが観劇オタクの口癖みたいなところがあります・・・(クラウディアの発表があった時もブリリアか・・・って言ってた、ブリリアちゃん頑張って)

そんなわけで、それから2年、2022年のリベンジ公演が発表された際に劇場が日生劇場と発表され、いろんな意味で救われた思いでした。

 

迎えた初日、アミュモバが用意してきた席が2階席で「主演FC枠なのに?!」ってなりましたが、全体を見渡すという意味ではよかったのかなと思います。ポジティブ!(ちなみに東京楽でやっとアミュモバで1階席にいけました)

舞台セットは桜モチーフの深いグレー?の枠がついているような感じで、ちょうどその日のネイルに桜の線画モチーフを使っていたので、すごいあってるじゃん!と一人で勝手に盛り上がっていました。

 

君嘘自体初見だったのでストーリーも知らずに見たのですが、初日は嗚咽を我慢しないといけないほど泣いてしまいました。宮園かをりはとんでもない嘘つきでした・・・

サントラCDは何度も聞いていたので、曲自体の雰囲気は知っていたのですが、1幕であんなに曲が使われるとは!宮園かをりが有馬公生の世界を変えていったスピード感だったのだなと思います。一方で2幕は丁寧に紡がれる印象があり、宮園かをりを中心としたものから有馬公生側にシフトしたようにも見えました。2幕の半分くらいずっと泣いてました。推しが。(私もだけど)

クラシックからミュージカルに移行する曲も多く、うまく落とし込まれているな、と思いました。ただ個人的には、もっとがっつりクラシック使ってくれてもいいのにな、という気持ちもありました・・・特にショパンのバラード1番とか・・・私が好きなので・・・

 

初日、とても気になってしまったのは舞台セットの音でした。特にかをりちゃんのヴァイオリンコンクール前、ブリッジ型から一部真ん中へ移動するため、セットの固定を外し、大きく動かし、再度固定する、という手順が必要なのだとは思いますが、セリフ中にガチャンガチャンと音がするのは、かなり気になりました。他のシーンでもセットを移動させて設置する音が聞こえることが多く、初日は「2階でここまでうるさいのは演出的によろしくないのでは?」と思っていました。ただこれらは後日まあまあ改善されていました。とりあえずよかったです・・・

また静かなシーンだと盆が回る音がうぃーんと聞こえるのもまあまあ気になりました。これはどうしようもないのだと思いますが・・・

 

カフェのシーンでピアノの音が聞こえないのは演出だと思っていたのですが(有馬公生の世界を我々も感じるという意味で)、3回目見たときにピアノが鳴っていて驚きました。東京楽もそうだったので、初日は音声トラブルだったようですが、2回目は定かではないので、もしかすると私が有馬公生だったのかもしれないです。

 

初日のラストシーンは、オペラグラスにハンカチを挟みながら見る、みたいなことをやりながらだったので、カーテンコール中も涙腺がめちゃくちゃでした。そんな中での小関のご挨拶。「2年間肩に乗っていたものが少しだけおろせた」、そういって笑顔とも泣き顔とも取れるような表情で日生の0番に立つ最推しがあまりに眩しくて、その瞬間に立ち会えて本当に良かったと思いました。そして奇しくも、日生劇場。うん。本当に良かった。



アニメ視聴後感想 ~有馬公生が足りない〜

初日を見終わり、次の週の2回目観劇前に、アニメ22話を全部見ました。

www.kimiuso.jp

21話〜22話はずっと嗚咽が出るほど泣いてました。目が腫れるまで泣いたのはいつぶりだろう・・・舞台と違って嗚咽が出ても誰にも迷惑かけないので、家で見れるってのはいいですね!!!

 

そして落ち着いた頃に、ふと思いました。

「いやアニメの有馬公生めっちゃ喋るじゃん・・・」

 

ミュージカルだと、有馬公生は、特に1幕は「友人A」であり、なんとなく「傍観者」みたいに見えるんですよね。*1あまり主張をしないし、何より宮園かをりにひっかき回されていくので。

だからこそアニメを見ると、めっちゃ花江くん*2喋るやんけ、という気持ちになってびっくりしました。

 

それを経てから見たミュージカルの有馬公生、足りない。

もっと喋って欲しいし、もっと歌って欲しい。

 

アニメ換算で22話分を、2時間半に詰め込むことになれば、それなりに情報も薄くなるのでしょうがないことではあると思うのですが、いろいろ考えた結果、これは生田絵梨花のせいだなと思いました。(褒めてます!!!!!)

宮園かをりという強烈なヒロインの魅力を、そのまま出すことが出来るいくちゃんの「主人公力」、本当に強かった。1幕だけ見ると主人公はかをりちゃんなのかなって思うくらい突出している。この強いヒロインを光らせるためにも、また物語に青春らしいスピード感を出すためにも、演出的には正しいのかもしれないですね。

 

また、アニメだとかをりちゃんと関係のないところでストーリーが進むところも多く、そこがざっくり削られていることも要因かと思います。個人的には凪ちゃんの話や、絵見ちゃんや相座くんとの小さい頃からの因縁の話も大好きでした。絵見ちゃんが初めて有馬公生のピアノを聞いた時「ひまわりが見えた」という話が歌詞に盛り込まれていることに気付けた時はとても嬉しかったです。

 

あとこれはあまり関係のない話ですが、君嘘の舞台って練馬なんですね・・・

練馬在住の身内に、君嘘のミュージカルを見たと言ったら、舞台になったところ、案内しようか?と急に言われ、驚きました。藤和ホールのモデルになったホールは練馬区の学生が合唱コンクールなどで使うところらしいです。

icotto.jp

当人も合唱コンでその舞台に立ったとのことで、オタク私は「かをりちゃんと公生と、同じ舞台に・・・!?」となりました。うらやましい。ミュージカルとしては、場所がはっきりとわかるような演出はありませんでしたが、アニメもとても良かったので、近いうちに行くかもしれません。



東京前楽感想 ~忘れられるはずない、あの日のM1〜

木村公生を間に挟み、東京前楽で2週間ぶりに小関公生を見ることになりました。無事に幕が上がり、M1の「僕にピアノが聞こえないなら」。

 

この曲が終わって暗転した瞬間、今日の公演は今まで見たものと全く別のものが見れるんだ、という確信がありました。それくらい、この日の小関公生は素晴らしかった。

 

感情の昂りに歌が伴って力強くなり、涙をボロボロとこぼしながらも音程はブレず、思い切りの良い歌い方。今までは、泣いているとどうしても音程のブレがあったので、この技術の進化ぶりにはとても驚きました。またピアノに向かうときの指の力も、崩れ落ちていくときの表情や動きもグッと深まっていて、2週間前に見たものと全く別物になっていました。

こういう瞬間があるから、観劇はやめられないな、と実感した瞬間でもありました。

 

他のシーンももちろん良かったのですが、とにかくこの日のM1があまりにもよくて・・・その瞬間、素晴らしいと思った感情を大切にしていきたいなと深く感じました。

 

個人的に、2幕で公生が「僕はどうしたらいい?!」と崩れ落ちながら渡に泣きながら訴えるシーンがとても好きなのですが、東京楽ではそのあと、水田渡が小関公生の背中に手を添えそっと撫でているのを見て、アミューズ・・・!!!という気持ちになりました。ここの関係性、後輩小関と先輩水田がキャスティングされていることに対する「分かりみ」を深く感じました。

 

この日は私にとっても千秋楽だったので、各シーンを噛みしめながら見ました。

初めてセンブロに入ったということもあり、演出的にも一番しっかり見れたのかなと思います。

最後のご挨拶で「季節の移り変わりをネガティブに思うこともあった、でもこの作品でその季節のうつろいをポジティブに捉えられるようになった」ということをお話しされていて、この日生劇場での約1ヶ月の公演期間で、彼が作品と自分と、また何か特別なものの変化と向き合えて、一歩進めたのだな、と感じました。

 

本当は地方公演にも行きたいんです。行きたいんですが、諸事情で行けません。本当に悔しい・・・ここまで高まった君嘘を見てしまったが故の悔しさです。本当に良かった。

最後に見たあの桜の舞う景色を、忘れないように生きていきたいです。



キャスト感想

ストーリーについては、正直まだ見てらっしゃらない方も多いかと思うのでざっくり感想でした。が、ちょっとキャストについて書き足りなかったので個人でピックアップして書きます!前述もしたんですが、本公演、キャスティングの「わかりみ」が深いです。敬称略です(いまさら)

有馬公生

小関裕太

M1からずっと泣きっぱなしの小関公生。全体的に自然体で、泣いている時は音程も揺れる印象でしたが、東京楽でそれを払拭してきたのは本当に素晴らしかったです。低音はあまり得意な音域ではないようなので、2幕最初の曲とかは少々危なく感じることもありましたが、全体通して公演初期と千秋楽では別物!と思えるくらいの進化を見せてもらいました。

ふわふわと少し浮いたような雰囲気は小関裕太の個性もありつつ、有馬公生の纏っている「殻」が見えるようでした。椿ちゃんがいう「ダメダメな弟」の弟成分強めで、守ってあげなきゃ、と周りが思ってしまうのだろうな・・・。あと彼は泣くと鼻が赤くなるのでさらに庇護欲が増しました。めちゃくちゃ水分消費していると思うのでたくさん水を飲んで欲しい。これから暑くなるし。体に気をつけてね・・・

彼の有馬公生はNot隠キャBut不思議ちゃん、というイメージがあります。幼少期、本当にピアノのことしか見えていなかった、だから絵美ちゃんや相座くんのことも覚えていなかった。話しかけられて答えることはあったかもしれないけど、ピアノ以外のことに対してふわっとしてしまっている有馬少年の意識からは遠ざかっていたんだな、という感じです。そのイメージはなんとなくアニメの有馬公生とリンクしているな、と思いました。

ピアノの弾き方もちゃんと弾ける人のタッチだ!!と思いながら見るなどしていました。特に「愛の悲しみ」の演奏シーンの運指はとても良かったです。(ちょっとペダル離すのは早い気がしたりもしていたけど、気がするだけかもしれない)

にしても本番中にこんなに変わるなんて思っていなかった。公演の中で成長していく推しを見れるのはオタク冥利につきます。ありがとう小関。

 

木村達成

普段圧倒的陽キャの達成が有馬公生をやるとどうなるんだろう、と思っていたんですが、なんか陽キャが隠キャやるときって服の裾掴むんですかね?*3 少し背中が丸まっている感じで、いつも何かを窺っているような視線。表現や表情としては大きめだけど、縮こまって見えるってすごいですよね・・・あと単純に歌がうまい。さすが・・・声ブレないし2幕最初の曲の低音もしっかり出る・・・

少し運動神経が悪そうな歩き方をするのも好きでした。そういう体の使い方とかがとても良かったなと思います。あと椿ちゃんをおんぶする時とかをりちゃんをおんぶするとき、違っていたのがすごく良かった!椿ちゃんは、言い方は悪いけど「適当」におんぶしていたけど、かをりちゃんのおんぶは恐る恐るという感じで、好きな子、しかも病気を抱えている子に対する接し方みたいなのがしっかり見えて、そういう細かいところもさすがだなと思いました。

いくちゃんとの声の相性も良かったです、ハモリがとても綺麗。達成は結構女の子とのデュエットが得意な気がします。ファントムもjtrも良かったし。

私が好きな2幕の泣き崩れるシーン、子供返りでもしたかのように高い声で「僕はどうしたらいい・・・!?」と泣きついていたのが印象的でした。全体的にアニメの有馬公生ってこんな感じだったな、と思うこともありました。言い方はまた微妙になるんですが、花江夏樹みを感じたりしました。笑

あと達成FCはいつもいい席をくれるから大好きです!いつもありがとう、これからもよろしくね!!(FC会員の更新をする音)

 

宮園かをり

生田絵梨花

宮園かをりがいくちゃんじゃなかったら、成立してないんじゃないかってくらい素晴らしかったです。ここまではまり役になるなんて・・・私が偉い人だったら今回の宮園かをり役に対して何か演劇賞をあげたいくらいです。

彼女自身が演奏家だというのも、説得力につながったところがあると思います。彼女がヴァイオリンと向き合う時、ピアノに「ごめんね」と語りかける時、その背中には彼女が演奏家として生きてきた背景が見えるように思いました。

ここまで癖の強い、そしてあざとい、光り輝くようなヒロインを、嫌味なくこなしてしまう生田絵梨花という女優はすごいな、と舌を巻きます。実際かをりちゃんがクラスにいたら絶対嫌いなタイプだと思うし、何なら絶対クラスの女子から嫌われてるだろって思うけど(渡亮太FCの女から袋叩きにあっていそう)、彼女の最後の「好き勝手やったりました」が、このかをりちゃんなら、そりゃこんくらいなるわな!!って思わされる、それくらいの迫力と覚悟を感じるかをりちゃんでした。振り切ってて最高だった。

私、いくちゃんの鈴が鳴るみたいな高音の響かせ方が好きで、この作品はオリジナルキャストということもあって音程をあわせたのかもしれないのですが、その高音が生かされる瞬間がたくさんあったように思います。ピアノへ歌いかける時や時間よとまれ、と歌う時、それが美しく響いて寂しさも切なさも合わさってくるのがとても好きでした。

ジュリエットもコゼットも好きだったけど、宮園かをりが一番いくちゃんにあっいてた気がします。

 

渡亮太

水田航生

学園の王子様の名を恣にしている水田渡。キザでモテてて女の子大好き!の押し出しも強い、ギャルが学内でFC作ってるタイプの渡だと思いました。「今も天使だよ」「夢の中で会おうね」みたいなセリフ、多分普段から言ってるんだと思います。強い。

でも公生の前では頼れるお兄ちゃんっぷりを発揮している、そこが公生に「俺は好きだよ」と言わせる由縁なのかなと思います。

何より水田渡の見せ所はThe Beautiful Gameでのダンス!!汗が飛んでくるんじゃないかってくらいの迫力を見せる。やっぱり3LDKメンバーはミュージカルでもダンスで魅せてくれるのが最高です。

そして何と言っても小関との組み合わせはアミューズのオタクが大喜びしてしまうんですよ・・・かつてはハンサムライブで壁ドンの相手になったこともあります・・・*4 そんな中同級生役、最高ですね。以前、松岡広大と水田が先輩後輩役だったドラマもありましたが、今回ほどがっつり絡むことはなかったように思うので、やっぱりこうやってアミューズ先輩後輩が絡んでくれるのは嬉しいです。でも何で小関も水田も出てるのにアミュチケの引きは・・・おや誰か来たようだ。

 

寺西拓人

自然体で優しくてちょっとお調子者で、それでいてイケメン。こんなのモテない筈がない!!そんな印象の寺西渡。こっそりFCができていそうだし、ギャルから地味めな子まで幅広く虜になっていそうなイメージ。「夢の中で会おうね」の少し慣れてなさそうな感じが、かをりちゃんを励ますためにかっこいいこと言うぞ!と言う気概がある感じを受けました。何となく、男子には好かれそうなタイプだなと思います(めちゃくちゃ何となく)。だからこその公生からの「俺は好きだよ」なのかなと思いました。

寺西くんは初見でしたが、素直で聞きやすい歌声、素敵でした!これはいいミュージカル俳優です・・・良い意味で癖のないお声で、どんな役にもハマりそうなのが良いですね。これはフレディを見てみたかった・・・水田のフレディ大好きだったので、寺西くんもまた違って良いんだろうなぁと想像上の寺西フレディに想いを馳せました。

 

澤部椿

唯月ふうか

ふうかちゃんのちっちゃくてカラッとしてて、可愛くて、でも芯が強い、みたいな役がすごい好きです。(ミサミサとかエポニーヌとか)報われない役、似合うんですよね・・・ほんと・・・明るい顔してるのに報われない役に合う女優日本一じゃないですか・・・?

ふうかちゃんの椿ちゃんは、気にしてみていると心の揺れ動きが鮮明に見えるとても素敵な役でした。公生のことを「ダメダメな弟」と評している1幕では、まだ自分の本当の気持ちには全く気付いていないのだと思います。ヴァイオリンコンクールで伴奏をする公生の姿を応援する椿ちゃんは「公生にピアノと向き合って欲しい」が一番だったのだと思います。しかし2幕の君がわからないrep.で、椿ちゃんはかをりちゃんに惹かれていく公生に気付いてしまうんですよね、ここでやっと自分の気持ちを自覚するのだと思います。遅かったね・・・

文化祭でも公生に声をかけようとするけど、かをりちゃんが公生に話しかけているのを見て、すっと引く仕草、表情。何を告げればいいでの「女の子のことで渡に叶うわけなんかないよ」って笑いながらも苦しそうな声、やっとここで「自分のことを見てほしい」と言えるようになる。これも絞り出すみたいにやっと言うので、椿ちゃんの切なさたるや。正直この曲での椿ちゃんは唐突だな、と思ってしまうところもあるはずだけど、幼馴染だから、距離が近すぎてずっと気付けなかったのだという説得力を持たせてるのは、ここまでのふうかちゃんの演技での伏線があるからこそだと思います。

 

その他気になったキャストさん

元榮菜摘

井川絵見役だった元榮さん、アニメの雰囲気ともあっていてとても良かった・・・!自信家そうな仕草やしゃべり方、歌声にもその自信が乗っているような感じでとても素敵でした。

他役で、文化祭シーンにてツインテメイドやってるの発見してびっくりしました、かわいい。

 

中村翼

三池俊也役だった中村さん、三池くんとしては、アニメとは全然違うのになんだか「三池くん」だってわかるのすごいな、と思いました。しゃべり方に雰囲気がありました。

 

松村桜李

ノスタルジックワンダーランドぶりの桜李くん!あの頃はトランペットの人のイメージだったので、こうやってミュージカルの舞台に出ているのがみれて良かったです。文化祭でトランペット持ってて本業〜〜!!って気持ちになりました。これからも頑張って〜!!!

 

ポピエル マレック 健太朗

私が見た回のニュージーズのレスくん役だった健太朗くん!その時もめちゃくちゃ可愛いなぁと思っていましたが、今回も可愛かったです!!そして子役ちゃんにも鬼のような譜面を与えるワイホの試練もこなす素晴らしい音域。これからも注目したい子役ちゃんの一人です。



ミュージカル「四月は君の嘘」、見た回数自体はそんなに多くなかったのですが、しっかり自分の中に刻まれた作品となりました。それでもやっぱり、もう1回見たいな、と思うばかりです。

東京では収録されてたようには見えなかったので、どこか地方で収録があって円盤が出ることを祈ります。お願い東宝

 

色々な思いを乗せながら東京から旅に出た「四月は君の嘘」。素敵な旅が無事最後まで続きますように。

 

*1:主人公だけど傍観者といえばRENTのマークですね。でも小関にはエンジェルをやって欲しいです

*2:アニメ版の有馬公生の声優は花江夏樹さん

*3:October Skyの甲斐ホーマーも、服の裾頻繁に掴んでましたね

*4:今回壁の人は別の舞台があり、本公演は見にきていなかった模様です

2022年 Next to Normal感想ノート(3, キャスト別感想)



2022年のNext to Normal、コロナ禍ということもありWキャストでシャッフルではなく、チーム制という形態での公演となりました。
シアタークリエでの公演では、同じ役のキャストが同じ楽屋にならないようにするなどの工夫もされていたそうで、この「万が一」に備えたチーム制はこのご時世にぴったりの対策だったと思います。
もちろんそのような「対策」という一面もあったかと思いますが、何より今回はこのチーム制のおかげで、2022年のNext to Normal が2種類生まれた、というようにも思いました。普段からWキャストやトリプルキャストを見ているからこそ、キャストが違えば感じ方が変わることは理解していましたが、今回の2チームは、まったく別ものといってもよかったと思うくらいでした。

というわけで、先日投稿していた1幕・2幕の各曲感想に続いて、今回は2チームのキャスト別感想です。

 

各曲感想はこちら・・・

mariasashowmustgoon.hatenablog.com

mariasashowmustgoon.hatenablog.com

 

どうしてもNチーム(望海チーム)のほうを多く観劇しており、思い入れも強いため、そっちに重点が置かれてしまいがちです。(特に甲斐ゲイブ)
Aチーム(安蘭チーム)は大千秋楽の1回のみの観劇でしたので、いろいろと感じ取れきれなかった部分、記憶違いもあるかと思います。ご了承ください。

また、前回に引き続き、ネタバレを含む感想となりますのでご注意ください。
まだ見ぬ再演を待っている方は、特にブラウザバック推奨です!

(以下敬称略)

 

 

 

ダイアナ

Aチーム:安蘭けい

ダンと結婚する前は絶対大学でもマドンナだったんだろうな・・・という印象のダイアナ。岡田ダンはものすごい競争率を勝ち抜いて彼女を射止めたのではないかな、と思いました。笑
女性的な魅力とキュートさ、セクシーさを併せ持っていて、特にMy Psychopharmacologist and Iでのドクターと指を合わせるところとか、催眠にかからない、という話をしているときの少女っぽさ、ちょっとずるいくらい可愛いんですよね。
歌もとても美しくて耳に入りやすいというか、ヒロインみがあるというか。家族の存在もありながら、「一人の女性」感が強いような印象でした。一方ナタリーと対峙するMay beやダンと対峙するSo Anywayでは、憑き物が落ちたように母であり妻であるように見えたように思いました。対ゲイブとの関係性は「理想の息子」との関係性でありつつ、海宝ゲイブが化け物みたいに見えるI’m Aliveなんかでは操られているようにも見えました。

 

Nチーム:望海風斗

「聡明で大胆な妻」という印象が前にでるようなダイアナだと思っています。大学時代はとても真剣に建築の勉強をしていて、将来的には独立!くらいの夢を持っていたのではないかなと。根を詰めて勉強をしている中、とっても優しい渡辺ダンと出会った、というイメージです。
どちらかというといたずらっ子のような表情を見せることが多い望海ダイアナ、甲斐ゲイブとのシンクロ率が高いように思います。なんでも望海さんは心の中に少年を飼っているらしい*1ので…笑 甲斐翔真くんも自分自身で「ふざけたやつなんです」*2と言うくらい、いたずらっ子な一面がある人なので、そう言った要素がI Miss the Mountains 後のやり取り(「勇気があるね、捨てるべきだよ」とか)やDidn't I See This Movie?での共犯者っぽい雰囲気が生きてくるのかなと思います。一方で甲斐ゲイブがめちゃくちゃヒーロー恋人プリンスムーブをかましてくるので、二人の関係性が恋人みが強く見えることもありました。ゲイブは望海ダイアナにとって鏡写しであり理想の投影をしている、という印象でした。
渡辺ダンとの美男美女カップルぶり(カテコの夫婦漫才感も含め)が最高に好きなんですが、もしダイアナが双極性障害を患ってなかったとしても、ダンのこと尻に敷いてるつよつよママだったと思います。
I Am the Oneでダンとゲイブが入れ替わって混乱しているようなシーンの表情が最高によくて、大好きでした。そしてさすがの歌唱力!!芯のある歌声が素晴らしかったです。やっぱりそれまで男役さんのイメージがあったので、こんな音域まで・・・!みたいな気持ちになったりしました。
あともうこれは私の好みでしかないのですが、私「fff ~歓喜に歌え!~」を劇場で見てから、混乱してぐちゃぐちゃになる望海さん大好きになっちゃったみたいで、初日、fffぶりに取り乱して爆発している望海さんを見て大興奮してました。やっぱぐちゃぐちゃになる役めっちゃ似合う!!!(一応「ひかりふる路」と「ファントム」を映像で履修しています)
そして毎回繰り広げられるNチーム恒例カーテンコール挨拶!ゆるふわカテコは本当に毎回癒しでした。望海さんのキャラクターのおかげでしょう。そしてツッコミ気質の大ちゃんとの相性もあるのでしょう。ありがたかった・・・・楽しかった・・・2幕の思い出がカテコに持っていかれた日もあったな。

 

ゲイブ

Aチーム:海宝直人

徹頭徹尾、理想の息子。だけどふいに人外になる、そして化け物にもなりえる、そんなゲイブでした。I’m Aliveはさすがの貫禄、ダイアナを2階からまるで操るように動くのが印象的で、ラストロングトーンで音上がるのにはびっくりしました!あと、甲斐ゲイブも胸板…と思っていましたが、海宝ゲイブの胸筋、とんでもなかったですね。ゲイブは胸が大きくないといけないのか・・・?(語弊しかない)
I Am the Oneで頬を触っていたのは衝撃でした。(甲斐ゲイブが両手をとって目を合わせる感じだったので)両ゲイブの違いという意味では、白タキシードでの登場は蝶ネクタイを直すしぐさでしたね。甲斐ゲイブはそこでジャケットのボタンをしめます。背中に手を添えるのも甲斐ゲイブだけでした。そういった点でやっぱり海宝ゲイブはプロムにいく前にママと踊る息子、みたいな印象でした。
ダイアナに対して強い影響を与える存在でありつつ、2幕でのダイアナの反応に対しては悲しみの表現が多いなと思いました。特にラストのSo Anywayではダイアナを見ながら泣いていて、ダイアナが出ていくときに顔で追っていて、母への未練をひしひしと感じました。

 

Nチーム:甲斐翔真

推しです。
登場時は、ママのことは好きだけど、過干渉されることがいやな生意気な息子で、ぱっと見スクールカースト上位の、あの両親にしてこの子あり!というかんじのハンサムさとカリスマ性を持ち合わせた男の子、という印象です。私何度か甲斐翔真くんのことを「ザック・エフロン*3みがある」と表現したことがあるのですが、序盤の甲斐ゲイブはそのイメージがすごく強かったです。一方He's Not Here後は「彼はヒーロー、恋人、プリンス」と言われるそのままの存在で、ダイアナの心に寄り添う理想の投影を見ているようでした。I Am the Oneで必死そうなダンに対して、余裕そうにダイアナに寄り添ったり、Superboy and the Invisible GirlI’m Aliveでナタリーやダンにものすごい近づいてマウントをとったり、Catch Me I'm Fallingでナタリーが失敗すると口元にいやな笑みがうかんだときもあって、ダイアナ以外のものに対する敵対意識のようなものがあるように思える節もありますが、ダイアナだけは味方、だから優しくするし大事にする、みたいに動くゲイブでした。I Dreamed A Danceはもうもはや貴族。と思いきやThere's a Worldでは優しい死に誘う死神みたいになる。甲斐ゲイブ、この作品だけで私たちにいろんな役を見せてくれている・・・それはもちろん役柄的にもそうなのですが、この役がもつ意味として、異質な存在感や、その場面には、実際には似つかわしくない存在感だとか、終始そいういうものを纏っていたように思いました。なんというか、ずっと5cmくらい浮いているというか、別の次元のフィルターがかかっているというか、そういう印象です。(身長が高いからとかいうわけじゃないからね!!!)
望海ダイアナと甲斐ゲイブのシンクロ率の話はしましたが、甲斐ゲイブは渡辺ダンとのシンクロ率もすごかったです。各曲感想の時にも書いたのですが、渡辺ダンと甲斐ゲイブのもつ雰囲気というか、何か似ているなと思うことが多々ありました。だからこそI Am the One rep.での二人が全く同じ色の服を着て歌っているのがとても刺さりました。
最後に、やっぱり、芝居も歌もうまくなりましたね、ほんと、甲斐翔真が新しい舞台出るたび毎回言っちゃうんですが、うまくなりました。1か月の公演中でも成長を感じるところがありました。まだミュージカルデビュー3年目なので、まだまだのびるんですかね、恐ろしいです!!!(オタクはめちゃくちゃ楽しい)

 

ダン

Aチーム:岡田浩暉

パンフレットで「今回は共感させません」とおっしゃっていた通り、見たときのいやなイメージは強かったです。しかしそれは優しい渡辺ダンに慣れすぎていたのと、その時のAチーム全体の苛烈さにも所以があったと思います。
ここではあえてこの単語を使いますが、見てからしばらく経った今、一番「普通」の反応をしているのは岡田ダンなのでは?と思います。16年、患った妻を支えて、娘も反抗期で、自分自身もゲイブをなくした傷を背負っていて、それでも家族の形を守るために動こうとしている。(まあダイアナの治療内容についてはちゃんと見ていなかったところもあるので、本当にしっかり支えていたか?と言われると何とも言えませんが・・・)16年、彼もいろいろなものを抱えていたのは確かだと思います。正直彼に共感はできませんが、彼がこうなってしまったことに対して、察するに余りある事情があることは、わかる気がしています。
岡田ダンは歌い方的にも芝居的にも結構とげとげしている部分が多かった(のか、渡辺ダンがあまりに優しかったのかはちょっと微妙です)ように思います。特にびっくりしたのはI’m Alive中での「父親なら嘘でもよくなるって言えないの?」「よくなるよ」の言い方です。渡辺ダンはナタリーに詰め寄られて、なだめるように、語尾に「?」がつくくらい不安な感じでいうのですが、岡田ダンは投げやりに、お前が言えって言うから言ってやったぞ?とでも言うような言い方でした。これは娘に嫌われますわ。世のお父様たちは、これを反面教師にするように。

 

Nチーム:渡辺大

結構前から大ちゃんを見ていたので、大ちゃんがパパ役なんてっ…!うっ…!みたいな気持ちにもなりつつ。笑 本当に優しいパパでしたね。やっていることや言動に対して不信感を覚えることはたくさんありましたが、渡辺ダンのことを嫌いになれなかったです。
歌声も口調もどこか柔和で、そしてポジティブで温か。そんな印象を持つ役でした。そういう意味でも、ヘンリーの姿とかぶったりするのだろうか、と思いました。第一声でパーン!と出るのが本当にすごい。「思い出したんだねダイアナ!」は毎回何とも言えない気持ちで聞いていました。そんな明るく、いい声で歌うなよ・・・
優しさ故、どこか毎回甲斐ゲイブに負けがちというか、ダイアナをとられがちになるなあと思いました。特にI Am the Oneは顕著でしたね。ダイアナに対して優しさを与え続けているからこそうまくガチっとはまらないというか、ダイアナはその腕をすりぬけてゲイブのもとに行ってしまうというか。ぐるぐる回ってしまう渡辺ダンの切なさを感じます。
あとは本当にSo Anyway中の渡辺ダンが大好きすぎました。どこも見ていないみたいな瞳だけど、ダイアナの話は聞いているようにちゃんと見えるんですよね。呆然としつつ、そこに魂はある、みたいな感じです。I Am the One rep.での「ゲイブ、ガブリエル」「やぁ、パパ」での二人の表情がゆるむ瞬間もたまりませんでしたね。それこそ鏡写しのようで・・・
そしてカテコでの夫婦漫才は最高でしたね。あと個人的には大ちゃんが甲斐翔真とめちゃくちゃ仲良くしてるのが見れて(電車ごっこしたりサザエさんしたり取り残し芸したり)とっても楽しかったです。おっきい二人で仲良くしてくれてありがとう・・・

 

ナタリー

Aチーム:昆夏美

両親に対して、諦念の強いナタリー。あきらめてるからこそ、希望が見えてしまって突き落とされたときの悲しみが深い、そんな印象でした。しゃべり方とかも反抗期のティーンエイジャーというイメージで、特に父親のことがそんなに好きじゃないんだろうな、とも思うなど。May beで「消えてほしいとそう願ってた」といいますが、昆ナタリーは本当にそう思っていた時期があるんだろうなと思います。
一方ヘンリーとのやり取りを見ていると、「初めての彼氏はとってもハンサム!告白されちゃたし、キスもしちゃった・・・私これからどうなっちゃうの~!?」みたいな雰囲気が隠せないのがかわいかったです。笑 キスの後口元笑ってて本当にかわいい・・・一方で、昆ナタリーの独特のしゃべり方の特徴もあったのか、ツンツンが激しめでした。
印象的だったのは、各曲感想でも書きましたがダイアナのECTの治療が終わり、家に戻ってきたときの「へぇ・・・いい感じだね?」が、「治療ちゃんと効いたんだね」という期待をしてしまった感じが出ていて、そのあとが特に切ないです。あと、「ナタリー中指立てだした」のときに中指立てたのもかわいいですね。薬飲みこむのが下手なのもかわいかったです。いや昆ナタリーほんとかわいいな・・・?

 

Nチーム:屋比久知奈

一人でも生きていけるわ、って顔をしつつ、母のことも父のことも気になってしょうがない、そんなナタリーだったと思います。「パーフェクト」によりこだわりがあったように感じます。もちろん反抗期は反抗期なんだと思いますが、なんとなく「消えてほしいとそう願ってた」のはダイアナに対してだけじゃなくて自分も消えたい、が強く出ていたように思います。
ヘンリーとの関係性は、「一緒にいる方が楽になれる存在を見つけた」という感じに思えました。二人とも大なり小なり家庭にも自分にも何かしらの問題を抱えていて、つらいことはあるけれど、発散する先を二人で模索できる、そんな関係になっていったのだと思います。優しいカップルでした・・・その分Perfect for You rep.で取り乱した姿と、それをなだめる大久保ヘンリーがとても尊かったなと思います。幸せになってくれ。
そして屋比久ナタリーといえば「Day After Day♪」の爆音(バンドが屋比久ちゃんに負けまいとクレッシェンドした末にその前の「それを聞けただけで十分だ」のヘンリーのセリフがバンド音に負けそうになる日もありました)とケーキのろうそく消せない事件(こちらを参照)ですね!!千秋楽で消せたのを見て思わず拍手しました。今後ケーキの上のろうそくを見るたびに一生懸命火を吹き消す屋比久ナタリーを思い出すことになるでしょう。赤ちゃんみたい・・・(甲斐翔真談)

 

ヘンリー

Aチーム:橋本良亮

プレイボーイでハンサム、だけどずっと気になっている子がいる、その子ととあるきっかけで仲良くなれたからアタック!!付き合えることになったよ!というイメージ(なんか軽いな、ごめん)
苛烈なAチームのとげとげ感を橋本ヘンリーがひとりで緩和させてくれるようなそんなイメージのあるヘンリーでした。このカップルすごく少女漫画だなと思ってました。ツンツンのナタリーに少しだけうろたえつつも、ちゃんとアタックしていく姿勢、良いと思うよ・・・
Perfect for You rep.でのバックハグ見たときに月9か?!と思った。トレンディな橋本ヘンリー。Lightの時、ダイニングで、ナタリーと2人で1つの椅子座ってるの見たときはもう、この男・・・ずるいなぁ!!!と思わざるを得ませんでした。圧倒的リアコ。

 

Nチーム:大久保祥太郎

大久保ヘンリー嫌いな人いなくない???みんな彼氏にしたくなったよね???わたしはしたくなった。でも屋比久ナタリーと幸せになってくれればいいです。(でも幸せならOKですの画像)
5月3日にご本人が振り返りインスタライブをやってくれたのですが、そこでのナタリーに声をかけた(というか目が合ったから声をかけることになった)ときの話とか、「私のお気に入りの問題なの」といわれたときに「ぎょんっ」ってなったというお話とか、最高によかったので、よければ、本記事投稿時にはまだアーカイブ残っているので見てみてください。(甲斐翔真が大きいから見ないふりをするのが最初大変だった話も笑いました)
Perfect for You rep.では、取り乱す屋比久ナタリーに「シッ」と言って両手をつかみ、そのまま頬に手をやるの、大好きすぎました。なんか大久保ヘンリーの手のひらあったかそうですよね(?)安心しそう。
大久保ヘンリー、本当に温かい(温度の話じゃないよ)人だと思います。先ほども言ったように、その点が渡辺ダンとかぶって見える部分でもあります。大久保ヘンリーは今後グッドマン家の希望になるんだろうなあと思います。


ドクター・ファイン/ドクター・マッデン

Aチーム:新納慎也

ドクターファインのあの動き、ずるくないですか?謎の揺れ、ゆるキャラみたい。しゃべり方も独特の抑揚で何とも言えない・・・だからこそあそこで急にセクシーキュートに振る舞う安蘭ダイアナが不気味なのもありますが。
そしてドクターマッデンのシャウト、ロックスターというかもはやヘビメタ・・・?という感じ。すごい。あと新納さんのドクターは「女性から勧められた医者」という感じがしっくりきました。フランクでノリが良くて、ハンサム。ダイアナも話している中で少しは心を開いていったから催眠療法の前にラフな座り方をしていたのだと思います。ダイアナが自殺を図ったあとの「クソッ!」も、なんだか普段から言いなれてる感じがありました。まじめだけど親しみやすいから女性に人気、そんな印象でした。
大千秋楽のカテコの「味噌カツの味噌考えたの私!!って気持ち」という謎のたとえでn2nの良さを語ったのは面白かったですね、さすがn2n古参オタク!!!(出演者です)

 

Nチーム:藤田玲

初っ端個人的な話をするんですが、藤田玲くんは大昔「プリンセス・プリンセスD」という、ある意味伝説的なドラマで見たのが最初でした。当時はもはや美少女みたいにお顔が整っていて、とんでもなくきれいな顔だな、と思っていたのですが、後々「CLUB SLAZY*4という作品でまためぐりあって、その時の相棒的な役が大ちゃんだったんですね。だから今回この二人の共演も、ものすごく嬉しくて…!というわけで、今回ダンとドクターが話す度にそこをオペラしてました。ここはスレイゼー…!*5
ドクターファインは可愛いおじちゃん先生って感じで、ドクターマッデンはロックスターでした。笑 さすがロッカーやってるだけありますね。
藤田ドクターは、まじめで的確なカウンセリングと治療が売り、というイメージで、女性に限らず、人気があるのだと思いました。だからこそ、あまり失敗しないから、「クソッ」は普段言わない言葉なんだろうな、とも思いました。

 

以上、キャスト別の感想でございました。

 

終わりに

Aチーム、Nチーム、本当に別物でした。個人的なイメージですが

Aチーム:とげとげ・苛烈・崩壊
Nチーム:調和の中の不協和音

といった印象を受けました。

キャストもそれぞれ、こっちのチームだからこうなった、というところもあると思います。
大久保くんのインスタライブで「最初の方の稽古で幻のランダムグッドマン家ができた」みたいな話もあって、正直見てみたい気もしますが、やっぱりこのチーム制の良さを今回存分に味わうことができたように思います。

ここまで感想をずらっと書いてきましたが、いつかちゃんと考察や、英語歌詞との比較などもやってみたいなと思います。

やっぱり思ったより長文になってしまいましたが…ここまでお付き合いいただき、誠にありがとうございました!


せっかくまだ見ぬ再演を見る方はブラウザバック、と書いたので、Next to Normalの再演・音源化・映像化を祈って・・・!!

 

*1:Next to Normal 愛知公演Nチーム千秋楽のカーテンコールにて

*2:2021年ハンサムライブ千秋楽挨拶にて

*3:ハイスクールミュージカル トロイ・ボルトン役、ヘアスプレー リンク役、The Greatest Showman フィリップ・カーライル役など。ちなみにトロイ・ボルトンは「バスケの有力選手だけどある日歌がうまいことが分かり、学内のミュージカルのオーディションをうけ主演に抜擢される」という役で、もはや甲斐翔真がデスミュ受かったときみたいじゃん!!!と勝手に一人で盛り上がったことがあります

*4:リンク先はCLUB SLAZYの2作目、シリーズは1~4、Another World、Final、またドラマもあります

*5:全然関係ないですが、次のジャージー・ボーイズのチームBLACKにもCLUB SLAZY組が3人そろったので絶対BLACKで行きます